「キャサリン皇太子妃を頼りにしています」英国王室の一員になったハリエット・スパーリング、現在の生活を初告白。
11月2日(月)、英国のメディア「ハロー!」の独占インタビューに応じたハリエット・スパーリングは、英国王室の一員として始まった新たな生活の舞台裏を明かした。

かつて看護師として働き、シングルマザーとして子育てをしていたハリエット・スパーリング。ある出会いが彼女の運命を大きく変え、人生の転機となった。2026年6月6日にピーター・フィリップスと結婚し、正式に英国王室の一員となった彼女は、メーガン夫人とは対照的に、閉鎖的ともいわれるウィンザー家の一族にも、すんなりと溶け込んだ。輝く瞳と飾らない笑顔が印象的な、長身のブロンドヘアの女性である。王室の日常に欠かせない厳格な儀礼にもすぐに慣れ、華やかな社交行事や公式行事にも自然に馴染んでいった。英国メディアの注目も、たちまち彼女に集まるようになったほどだ。写真を見る限り、ハリエット・スパーリングは、堅苦しいはずの王室の世界でも、水を得た魚のように生き生きと過ごしているように見える。では、実際のところはどうなのだろうか。アン王女の一人息子と結婚して以来、彼女の生活はどれほど変わったのか。そして、すでに比較されることもあるキャサリン皇太子妃は、新しい環境に踏み出した彼女を支え、助言を与えてきたのだろうか。
46歳の元看護師ハリエット・スパーリングは、11月2日(月)、英国の「ハロー!」誌の独占インタビューに応じ、新たな生活の舞台裏を明かした。ピーター・フィリップスとの結婚式以来、初めてのインタビューとなる。ふたりは、イングランドのコッツウォルズ地方にあるケンブル村のオール・セインツ教会で挙式した。キリスト教への信仰を大切にするハリエットにとって、この地は自身が育った思い出深い場所でもある。そのため、結婚式は時が止まったかのような、ひときわ感動的なひとときとなった。彼女は当時をこう振り返る。「実際にその場にいると、まるで夢の中にいるようでした。でも、後から思い返すと、『あれは本当に自分だったのかしら?』と思ってしまいます。まさに楽園のような場所でした。」結婚式当日、花嫁はエミリア・ウィックステッドが手がけた純白のドレスに身を包み、息をのむほど美しい姿を披露した。ドレスは長いレースの袖と高めのスクエアネックが特徴で、ベールはパグネル家に伝わるダイヤモンドのティアラで留められていた。

「涙がこぼれそうになりました」
まるでおとぎ話のような結婚式には、チャールズ3世、カミラ王妃、アン王女、ウィリアム皇太子、キャサリン皇太子妃、エドワード王子、ヨーク公爵家のベアトリス王女とユージェニー王女も出席した。王族たちは、ほかの100人を超える招待客とともに教会の身廊に着席し、ふたりが結婚の誓いを交わす様子を見守った。「国王ご夫妻もいらっしゃいました。(中略)本当に特別なことでした。いまにも涙がこぼれそうになりましたが、なんとかこらえました」とハリエット・スパーリングは振り返る。彼女はこの日、一瞬一瞬を心から楽しんだという。「人生で最高の日」だったと語る。ただし、娘のジョージナが誕生した日を除いては、と付け加えた。宗教式を終えた後、新郎新婦と招待客はそろって、アン王女の邸宅であるガトコム・パークの庭園へと移動し、ガーデンパーティが開かれた。ピーター・フィリップスが幼少期を過ごしたこの場所で、エリザベス女王の孫であるピーターはマイクを手に取り、出席者への感謝のスピーチを披露。その後、家族のような温かく和やかな雰囲気のなか、全員でふたりの愛を祝して乾杯した。
その夜、ふたりは、それぞれの娘が出場していたホッケーの試合会場で初めて出会ったときのことを振り返った。ハリエットと出会う前、ピーター・フィリップスはオータム・ケリーと結婚しており、ふたりの間にはサバンナ(15歳)とアイラ(14歳)という娘がいる。一方、ハリエットにも、元夫でフィットネス・インストラクターのアントニオ・セント・ジョン・スパーリングとの間に、ジョージナ(14歳)という娘がいる。ともに過去の結婚生活がうまくいかなかった経験から、新たな恋愛に踏み出すことには不安もあった。それでも2人は、自分たちの気持ちに正直になることを選んだ。「私たちの間に特別な何かがあると気づき、それを行動に移す勇気を持っていたのはピーターのほうでした。彼はとてもロマンチックで、愛情深く、優しく、誠実な人。私にとって最高の親友です」と、ハリエットは明かした。

ほんの数年前まで、ハリエット・スパーリングは、自分が再び恋に落ちるなどとは想像もしていなかった。ましてや、その相手がウィンザー家の一員だとは、なおさら思いもよらなかっただろう。当時、彼女は娘のジョージナをひとりで育てながら、NHS(英国の国民保健サービス)で小児看護師として働き、仕事と母親としての責任を何とか両立させていた。その経験は、ときにつらいものだったと彼女は認めている。「それも私にとって必要な試練だったのかもしれません。その経験があったからこそ、得られたものもあります。何事も忍耐が大切ですし、ピーターとの出会いも、そうした人生の歩みの先にあったものです。娘のこと、そして娘が立派に成長したことを、心から誇りに思っています。私たちはとても仲が良いんです」と、彼女は「ハロー!」誌に語っている。
「キャサリンはとてもオープンな人」
ピーターと出会った後、一般家庭出身のハリエットは、彼の家族ともすぐに親しくなった。母親であるアン王女をはじめ、すでにとても良好な関係を築いているキャサリン皇太子妃とも知り合った。「王室の一員として温かく迎え入れていただき、本当に素晴らしい経験をしました。キャサリンにはいつでも相談できます。とても気さくでオープンな方なので、必要なときには遠慮なくアドバイスを求めたいと思っています。」いまのところ、何の問題もなく、順調そのものだ。新しい夫の世界に溶け込もうとする一方で、自分のルーツを忘れないという強い意志も持ち合わせている。
ハリエット・スパーリングはインタビューの中で、24年間にわたり献身的に勤めたNHSを退職した今も、人生や仕事に対する「現実的な姿勢」は変わらないと語っている。「これまでと同じように仕事を続けていくつもりです。私はプロフェッショナルですし、これからも情熱を注げる分野で働き続けます。私には、無駄にしたくない豊富な知識と経験があります。だからこそ、これからもそれらを生かしていきたいのです。」そう語る彼女は40代。このほど、困難な状況にある親や若い家族を支援する慈善団体「ホーム・スタート・コッツウォルズ」のパトロン(後援者)に就任したばかりだ。ハリエットは、人生の新たな章を迎えることを楽しみにしている。それは仕事の面でも、私生活の面でも新たな一歩となる。王室の一員としての新たな生活でありながら、何よりも彼女自身の価値観に深く根ざし、伝統と現代性を融合させたものとなりそうだ。
From madameFIGARO.fr
※この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
- text: Leonie Dutrievoz (madame.lefigaro.fr)
- translation: Hanae Yamaguchi