デビッド・ベッカム、チャールズ3世から正式にナイトの称号を授けられる。

ウィンザー城で授与式がおこなわれ、元サッカー選手はチャールズ3世からナイトの称号を正式に与えられた。式には妻のヴィクトリア・ベッカムも同席していた。

ウィンザー城でチャールズ3世よりナイトの称号を授与されるデビッド・ベッカム。（ウィンザー、2025年11月4日）photography: Brady Jonathan/PA Wire/ABACA

グレーの燕尾服姿のデビッド・ベッカムがチャールズ3世の前で片膝をついた。2025年11月4日、元サッカー選手は英国国王から正式にナイトの称号を授与された。今年6月の「トゥルーピング・ザ・カラー」のパレードで授与されるのではという噂があったが、噂は噂に過ぎず、式はこの日、ウィンザー城で行われた。

イギリス王室がInstagramで動画を公開している。ベッカムが国王の前に進み出ると、国王は儀式用の剣で彼の肩を軽く叩いて称号を授け、その後ふたりはにこやかに言葉を交わした。「イースト・ロンドン生まれの者がこのウィンザー城で、世界から敬愛される最高の王室の国王陛下から栄誉を授かり、人生で最も誇りに思う瞬間です」と、式直後に「サー・デビッド・ベッカム」は語った。

デビッド・ベッカムと妻のヴィクトリア・ベッカム。（ウィンザー、2025年11月4日）photography: Matthews Andrew/PA Photos/ABACA

妻の支え

妻ヴィクトリア・ベッカムのファッションショーに必ず顔をみせるデビッド・ベッカムを今回、妻も支えた。夫の晴れ舞台に同行し、スーツも自らデザインした。デビッド・ベッカムがメディアに語ったところによると、これはチャールズ3世から「インスピレーションを得た」デザインだそうだ。「国王は言うなれば、私が知っている中で最もエレガントな男性であり、これまで何度もお手本にしてきました。今回の服のインスピレーション源でもあります」とのこと。スポーツや慈善団体への貢献が認められたことが最高の栄誉につながった。元イングランド代表選手はユニセフと提携し、マラリア撲滅に取り組む団体「Malaria No More」のキャンペーンを継続的におこなっている。

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