「ストレンジャー・シングス」出演者たち、10年間のビフォー・アフター！

Netflixの大ヒットシリーズ「ストレンジャー・シングス」のシーズン5の前半がいよいよ11月27日に配信される。おなじみの顔ぶれに再び会えるだけでなく、何よりも若手俳優たちの驚くべき成長を目の当たりにするチャンスだ。

約10年前、彼らはホーキンスという小さな町で、モンスターや謎に立ち向かう目を輝かせたティーンエイジャーだった。今日、ミリー・ボビー・ブラウン、フィン・ウルフハード、ゲイテン・マタラッツォ、そして仲間たちは、多くのファンに見守られながら成長し、それぞれ映画、音楽、舞台といった分野でそれぞれの道を切り開いている。一方、物語の中では、彼らのキャラクターの結末は刻一刻と近づいている。2025年11月27日、3年以上の待望を経て、「ストレンジャー・シングス」シーズン5前半がNetflixで配信される。

---

「ストレンジャー・シングス」の俳優たちはいま？

ミリー・ボビー・ブラウン（21歳）

役柄：イレブン／ジェーン
超能力を持つ少女。ホッパーに養子として迎えられ、マイク、ダスティン、ルーカス、ウィルらと親しい。

今後の出演の可能性は非常に高い。彼女は俳優やプロデューサーとして映画やドラマ（「エノーラ・ホームズの事件簿」など）にも出演している。photography: Alamy/ABACA - Doug Peters/ABACA

フィン・ウォルフハード（22歳）

役柄：マイク・ウィーラー
イレブンの友人でナンシーの兄。グループの中心人物。

今後の出演の可能性は非常に高い。演技（『IT／イット』、『ゴーストバスターズ／フローズン・サマー』など）だけでなく、自身のバンド、カルプルニアの音楽活動にも力を入れている。photography: Hosain Munawar/ABACA - Jonathan Brady/ABACA

ノア・シュナップ（21歳）

役柄：ウィル・バイヤーズ
シーズン1で行方不明になる少年。アップサイド・ダウン（裏側の世界）の謎に深く関わり、グループの中心人物。ジョイスの息子でジョナサンの兄。

今後の出演の可能性は中程度。他の映画（『ヒュービーのハロウィーン』『The Tutor』）にも出演しているが、代表作のイメージから抜け出すのは難しいかもしれない。photography: Tammie Arroyo/ABACA - Stuart Hardy/ABACA

ケイレブ・マクラフリン（24歳）

役柄：ルーカス・シンクレア
グループのメンバーでマイク、ウィル、ダスティン、イレブンの友人。

今後の出演の可能性はかなり高い。「コンクリート・カウボーイ: 本当の僕は」「ハイ・フライング・バード -目指せバスケの頂点-」『シューティング・スターズ 〜栄光への序章〜』などで演技の幅を見せており、将来的な活躍が期待される。photography: David Livingston/Getty Images - Karwai Tang/Getty Images

ゲイテン・マタラッツォ（23歳）

役柄：ダスティン・ヘンダーソン
グループのコメディ担当。

今後の出演の可能性は高い。Netflixの番組「プランク・エンカウンターズ」の司会・エグゼクティブプロデューサーを務め、『アングリーバード2』でブバ役、『My Father's Dragon』でボリス役の声も担当。photography: Tammie Arroyo/ABACA - Stuart Hardy/ABACA

セイディー・シンク（23歳）

役柄：マックス・メイフィールド
シーズン2から登場。グループの親しい友人で、デイカー・モンゴメリー演じる兄ビリーと対立することも。

今後の出演の可能性は高い。ブレンダン・フレイザーと共演した『ザ・ホエール』、Netflixのホラー映画『フィアー・ストリート1978 & 1666』、テイラー・スウィフトの楽曲を元にした短編映画『All Too Well: The Short Film』に出演。photography: Lionel Hahn/ABACA - Doug Peters/ABACA

チャーリー・ヒートン（31歳）

役柄：ジョナサン・バイヤーズ
ウィルの内向的な兄でジョイスの息子。写真家でナンシーの恋人。

今後の出演の可能性は中程度。『ニュー・ミュータント』『マローボーン家の掟』『The Souvenir: Part II』など映画や音楽活動を開始しているが、知名度はこれからのようだ。photography: Doug Peters/ABACA - Doug Peters/ABACA

ナタリア・ダイアー（30歳）

役柄：ナンシー・ウィーラー
マイクの姉でジョナサンの恋人、ジャーナリスト志望。

今後の出演の可能性はかなり高い。独立系映画『ストレンジ・フィーリング アリスのエッチな青春白書』、Netflix作品『ベルベット・バズソー: 血塗られたギャラリー』、『闇はささやく』に出演。photography: Tammie Arroyo/ABACA - Doug Peters/ABACA

ジョー・キーリー（33歳）

役柄：スティーブ・ハリントン
グループやロビンと親しい。

今後の出演の可能性は非常に高い。『フリー・ガイ』『スプリー』『FARGO/ファーゴ』に出演。また、Djo名義で音楽活動も行い、TikTokで話題になった曲「End of Beginning」などをリリース。ソロアルバムも複数制作。photography: Joe Sutter/ABACA - Jonathan Brady/ABACA

マヤ・ホーク（27歳）

役柄：ロビン・バックリー
後半に登場。アイスクリーム店「Scoops Ahoy」で働き、グループの仲間スティーブの親友となる。

今後の出演の可能性は高い。映画（『リベンジをする』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』）に出演するほか、歌手・作曲家としても活動。『The Hunger Games: Sunrise on the Reaping』にも出演予定。photography: Splash/ABACA - Xavier Collin/ABACA

ウィノナ・ライダー（54歳）

役柄：ジョイス・バイヤーズ
ウィルとジョナサンの母。強く苦悩する人物で、物語を動かす重要な存在。

今後の出演の可能性は高い。シリーズ以前からカルト的女優で、出演作『ビートルジュース ビートルジュース』（2024年）などで活動が再び活発になった。photography: Tammie Arroyo/ABACA - LISA OConnor/ABACA

デヴィッド・ハーバー（50歳）

役柄：ジム・ホッパー
ホーキンス警察署長で父親的存在。イレブンとの絆が強い。

今後の出演の可能性は非常に高い。『ヘルボーイ』『ブラック・ウィドウ』『スーサイド・スクワッド』に出演。『Violent Night 2』への出演予定があり、トニー・ギルロイ監督、ペドロ・パスカル出演の『Behemoth!』にも出演予定。photography: Tammie Arroyo/ABACA - Xavier Collin/ABACA

---fadeinpager---

俳優たちはいま？

ミリー・ボビー・ブラウン、イレブン役を演じた彼女は、2016年のシリーズ開始以来、映画界で一気にその名を知られる存在となった。「エノーラ・ホームズの事件簿」や『ゴジラ』、そして間もなく公開予定の「エノーラ・ホームズの事件簿３」などに出演し、もはや女優にとどまらず、プロデューサーとしても活動している。Netflixで配信予定の大注目ロマンティック・コメディ映画『Just Picture It』では共同プロデュースを務め、自らも出演している。また、自身のコスメブランド「Florence by Mills」も立ち上げている。

ゲイテン・マタラッツォは、相変わらず魅力的な笑顔と率直な物言いで親しまれているが、最近はやや独立した道を歩んでいる。ディズニープラスで配信されるミニアニメシリーズ「LEGO スター・ウォーズ/リビルド・ザ・ギャラクシー」に出演し、さらにHuluのコメディ・ロードムービーで主演を務める予定で、ホーキンスのダスティンとはまったく異なる役柄に挑む。また、自身が患う骨形成不全症の啓発活動にも力を入れ、知名度を社会貢献に活かしている。

フィン・ウルフハードはここ数年、大規模スタジオ作品にはあまり関心を示していないようだ。彼は自身の初監督作となるホラー映画『地獄のサマーキャンプ』で、共同脚本・共同監督・出演を務める。また並行して、音楽デュオの伝記映画制作にも取り組んでおり、父親と共にバンド「リプレイスメンツ」の伝記を映画化する脚本を手掛けている。

ノア・シュナップ、チャーリー・ヒートン、ケイレブ・マクラフリン、ナタリア・ダイアー、ジョー・キーリー、セイディー・シンクは、派手な大作への出演という点では控えめな印象だ。ミリー・ボビー・ブラウンのように大ヒット作に出演するのではなく、彼らはより地味で多様なジャンルに挑戦している。一方、マヤ・ホークは非常に芸術的な二刀流のキャリアを築いている。イーサン・ホークとユマ・サーマンの娘としても知られる彼女は、女優としてだけでなくミュージシャンとしても活動している。タランティーノ監督作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で脇役を務めた後、大作シリーズから距離を置いて、ロマンティックコメディ映画『Wishful Thinking』で主演を務める予定だ。

大物出演者たちも活躍を続けている。ウィノナ・ライダーは「ストレンジャー・シングス」で注目度がかなり回復した。同シリーズは彼女のキャリアを真に再始動させ、2024年の『ビートルジュース ビートルジュース』など、スクリーンで目立つ存在となった。一方、ホッパーことデヴィッド・ハーバーは『バイオレント・ナイト2』で復帰し、トニー・ギルロイ監督、ペドロ・パスカル主演の映画『Behemoth!（原題）』の出演も発表されたばかりだ。

From madameFIGARO.fr