Kawakyun 日本のものづくりの魅力を伝えるA LEATHERとは。

Fashion 2023.02.21

PROMOTION

“メイド・イン・ジャパン”を追求するブランドが、日本産革で仕立てたアイテムで、日本のものづくりの魅力を発信する。

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鮮やかな発色のレザーアイテムが充実する「A LEATHER(エーレザー)」。水染めで深みを表現したブラックに加え、顔料で仕上げたピンクやグリーン、ロイヤルブルーのスエードのジャケットがラインナップ。

厚さ0.7mm程度に漉いた牛革で仕立てた、エレガントなタキシード。クロップド丈のビュスチェとリラックス感のあるジョグパンツを揃えたスポーツライン……。高い技術を用い、高品質な素材で仕立てた意欲的なレザーウエアの新作を発表した「A LEATHER(エーレザー)」(2023年春夏コレクションの新作は3月より店舗およびオンラインで取り扱いスタート)。22年3月に誕生したブランドのテーマは、「老若男女を問わず、すべての人に向けた高品質な革製品」。ブランドを立ち上げる際、「世界のマーケットに向けて、日本ならではの価値ある素材を現代の感性でアップデートする」というコンセプトのもとにさまざまな素材の可能性を探ったところ、国内で安定的に確保できる“価値ある素材”がレザーだけだったことから、レザーに特化したブランドに舵を切ったという。

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「A LEATHER」の全コレクションを扱う「A boutique」。看板などはなく、アルファベットのAを象ったネオンサインが目印。

「私たちは『レザー製品は旧石器時代から続くリサイクルである』と考え、長く愛用できるというサステナブルな視点も大切にしています。牛革に関しては食肉の副産物から生じた国内産の原皮を姫路のタンナーが鞣したものを採用しています。常温の水でゆっくりと染め上げ、柔らかに仕上げたものだけを選んでいます。
また、伝統的な日本の生産現場の技術継承も大切にしたいという思いから、製品に使うファスナーやボタン、裏地のキュプラコットンなどはできるかぎり日本国内で製造されているものを採用しています。自分たちの目の届く範囲で生産できなければ、納得のいく品質を担保できないからです」(パタンナーの山岡力哉さん)

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ジャケットの裏地には肌面の汗を吸って外に放出してくれる、天然繊維を原料としたキュプラコットンを採用。このコットンも大阪のメーカーが製造しているもの。左から、バックにアクションプリーツを施して動きやすく仕上げた「Women’s Western Jacket」、定番の「Women’s Moto Jacket」、オーバーサイズに仕上げたユニセックスの「Humongous Coach Jacket」。

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オリジナルのファスナーはYKK と共同開発した。ボタンも大阪のメーカーのもの。

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「A LEATHER」のもうひとつの特徴は、一気通貫のものづくりを大切にしていること。アパレル業界で長く経験を積んできたスタッフが集まっていることもあり、企画からパターン、裁断までを社内で行うことが可能なのだ。
「国内産の素材・国内製造というと販売価格が高額になりがちで、一部のレザーファンにしか受け入れられないという現実がありました。『A LEATHER』では多くの方に気軽に手に取っていただきたいという思いから、スタッフがこれまでに培ってきた経験やスキルを生かし、材料調達、商品企画・製造、PR、EC運営、店頭販売など可能なかぎり自分たちで行っています。こうしたコストカットの実現により、多くの方に日本製の革製品の魅力に触れていただければと考えています」

店舗に併設するアトリエで、山岡さんに裁断の様子を見せてもらった。
「布帛製品の場合は同じパーツを何枚も重ねて裁断しますが、革製品の場合は表面の傷や厚みのばらつき、革の伸びる方向や厚みなどを見極めながら1パーツごとに裁断します。手間はかかりますが、その分、きめ細かなサイズ展開が可能になります。たとえば定番のジャケットは男性9サイズ、女性5〜7サイズを展開しています」

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店舗に併設するアトリエで裁断する山岡さん。

裁断したパーツは近隣にある縫製工房のもとへ。レザージャケットの場合、テイラーと同様にひとりの職人が1着ずつ仕上げていく。縫い代はハンマーで叩いて平坦にならし、ゴム糊を塗って仕上げる。女性用のジャケットは、身体のラインに合わせてバスト部分に切り替えやダーツを入れて立体的に仕上げており、こうしたプロセスを経て1着を完成させるのに1〜2日ほどかかるとか。

「国内の縫製士も平均年齢が40代後半にさしかかっており、次世代の育成が急務になっています。このような技術をきちんと継承すべく、ブランドとしてそのお手伝いをしていきたいと考えています」

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アトリエの一角には、姫路のタンナーから送られた革素材が。現在、牛革は国内の原皮による製造を実現しているが、シカ革の原皮については1割程度が外国産となっている。メイド・イン・ジャパンにこだわるブランドとして、100%国内産を目指している。

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ブランドタグには裁断の際に生じた端材を利用している。

メイド・イン・ジャパンの革製品の認知度アップを図ることで、次の世代の職人を育て、皮革産業を盛り上げようという「A LEATHER」。老若男女、国内外を問わずアプローチできる高いクオリティで、レザーウエアの新たなスタイルを大阪から発信していく。

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店舗スタッフが紹介してくれたのは、軽くて丈夫な大容量のStylist Bag。バッグや小物類などは店舗内のアトリエで生産している。

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「A LEATHER」のアイコンである「Drizzler Jacket」。スポーツ用ジャケットを、無駄を削ぎ落としたデザインでアップデート。レザージャケットらしい硬派なイメージは残しつつ、薄く柔らかな牛革で着心地よく仕上げた。メンズ、ウイメンズそれぞれのサイズを展開している。

A boutique(A LEATHER)
大阪府大阪市北区菅栄町1-3 1階
tel: 070-3223-7530
https://a-boutique.co
A LEATHERがブランド初の東京ポップアップを開催!
日程:2023年3月17日(金)〜23日(木)
場所:東京都渋谷区神宮前4-25-3 AG神宮前1F POP-UP SPACE

* 日本タンナーズ協会公式ウェブサイト「革きゅん」より転載

天然皮革の魅力を発信する「革きゅん」サイトをチェック!

photography:Iku Fujita editing & text: Ryoko Kuraishi

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