シャネルを紐解く24のキーワード

シャネルのキーワード05 この夏着たいセーラールック。

シャネルを紐解く24のキーワード

昨年末、カール・ラガーフェルドの故郷、ドイツの港町ハンブルクで発表された2017/18年 パリ-ハンブルク メティエダールコレクション。主役となったのはセーラールックだ。

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Look 20、75 ©CHANEL

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Look 83、84 ©CHANEL

セーラーカラーのツイードジャケットにネイビーのカラーパレット、さらにキャスケットなど、マリンを意識したデザインやアイテムがずらりと並んだ。1912年にガブリエル・シャネルがフランス・ノルマンディー地方の海辺のリゾート地、ドーヴィルにブティックを開き、この土地で彼女によって提案されたセーラールックは、いまもなおカールの手によって引き継がれている。

Mot-clé 05 / シャネルのキーワード 05

セーラールック  Sailor Look

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フレンチ・リヴィエラの邸宅「ラ パウザ」にて、ガブリエル・シャネルと愛犬Gigot。(1930年) © All Rights Reserved


ノルマンディーの沿岸の街、ドーヴィルにシャネルがブティックをオープンさせた翌年の1913年の夏、彼女はセーラールックをヒントにした海辺のリゾート服を提案し、一新させた。それまではスポーツウエアや男性の下着の素材としてのみ使われていたウールジャージーとシルクジャージーを用い、さらにしなやかさと着心地を生かすためにライニングはないデザインに。セーラールックが着想源になったスクエアカラーのブラウスやボーダーのセーターなどは、すぐに話題を呼び、大ヒットする。
その後、1930年代にフレンチ・リヴィエラの海辺のリゾート地を満喫していたガブリエル・シャネルはドロップフロントのパンツにボーダーのジャージートップを合わせるようになる。いまではシャネルのセーラールックを代表するピースのひとつ、ドロップフロントのパンツは、18世紀末の海軍水平が着用していたパンツ。もちろん、ボーダー柄のトップも水平たちの制服がヒントになっている。

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モスクワで開催されたレプリカショー。

2018年5月末、2017/18年 パリ-ハンブルク メティエダールコレクションのレプリカショーがロシアの首都、モスクワで開催された。港をイメージしたランウェイを颯爽と歩くのは、メゾンが誇るクラフトマンシップを総動員して作られたモダンなセーラールックを纏ったモデルたち。ゲストたちもシャネルの世界観を満喫した夜となった。

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フィナーレより。 ©CHANEL

モスクワで行われた、2017/18年 パリ-ハンブルク メティエダールコレクションのレプリカショーのダイジェストとバックステージ、来場セレブリティたちのコメント。 ©CHANEL
 

ロシアの女優、ラヴシャナ・クルコヴァがパリ滞在中に2017/18年 パリ-ハンブルク メティエダール コレクションを纏う様子を収録。ラヴシャナのチャーミングな表情と美しいアイテムたちの共演を楽しんで。 ©CHANEL

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セーラーを再解釈したディテールにクローズアップ。

1983年にシャネルのアーティスティックディレクターに就任して以来、カール・ラガーフェルドは絶えずボーダージャージーをモダナイズしてきた。その集大成ともいえるのが、2017/18年 パリ-ハンブルク メティエダールコレクションだ。水平の定番、ピーコートやキャスケット、バッグなど、セーラールック全般を新しい視点で捉えていることが明確に伝わる仕上がりに。さらに、従来のボーダー柄のセーラートップは、ストライプを施したフェザードレスに変身。海の世界とメゾンのクラフツマンシップを華麗に融合させた。

texte : TOMOKO KAWAKAMI, graphisme du titre : SANKAKUSHA

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