【Weekly 連載 19】いまさらの、他己紹介(番外編)。
caoの心の育て方。
皆さんこんにちは、いつも「caoの心の育て方。」を読んでくださりありがとうございます。先週、先々週は滅多に自己紹介をしないcaoさんによる自己紹介でした、まだ読んでないという方はぜひお時間ある時に覗いてくださいね。
今週は番外編ということで、担当編集より連載の始まりのことをご紹介してみたいと思います。寄り道気分でお立ち寄りいただけたらうれしいです。
さて、はじめてcaoさんにお会いした時の印象は……、
パーンと光を放ち、とっても気さくなスマイルで穏やかそうな方。
とんとん拍子にお会いすることが決まり、緊張と楽しみで膨らんだ心はその場に居合わせたメンバーもみんな同じだったのか、打ち上げ花火のように賑やかにはじけました。
というのも1月だというのにとにかく室内が熱くて、ずっと窓を開けて熱を放出していました。
編集部とcaoさんとの出会いを作ってくださったのは、クリエイティブスタイリストのふくしまアヤさん。ふくしまさんには昨年お洗濯の企画にご協力いただいておりました。
その打合せ時、ふくしまさんがご紹介くださったのがcaoさんでした。
「幼稚園の先生みたいにわかりやすくはないし、たとえて言うならばMBAの先生みたいに難しいけれど、いろいろなことがわかる、愛にあふれた方がいるんです」と。その時に聞いたcaoさんのあまりにも素敵すぎる人柄に、ゾクゾクとしたことを覚えています。ゾクゾクしたと同時に、MBAの先生みたいだなんて、ぜひ「フィガロジャポン」で何かしたいと!
開催された3時間ほどのごはん会の中で特に印象に残っていることは光のお話です。
担当の愛読書のひとつに、手塚治虫の漫画「火の鳥」があります。もはやマンガの古典的存在の作品なのでご存知の方も多いと思いますが、作品から伝わることのひとつにあるのは輪廻のこと。caoさんと話していると不思議とそのことを思い出し、「輪廻とは言うけれど、いのちのスタートはどうなっているんでしょう?」と尋ねてみました。
「朝露が滴となり葉の先から垂れた時に光が生まれたり、グラスを軽くはじくと光が生まれたり、たとえばそれらの光がいのちのはじまりだったりするの」と。なんて美しい情景なのかとワクワクが止まりませんでした。
caoさんの個性ひとつひとつはぜひお会いするチャンスがあったら、その時に直接聞いていただきたいのですが(今後はトークイベントなども計画しているのでお楽しみに!)、その行動力と、考え方はひとそれぞれに、何かを感じ、何かを考えるきっかけを与えてくれるのだと思いました。なぜにそんなにいろいろなことを知っていて、行動できるのか、そんなcaoさんの個性を生かした企画ができたらと思って、うんうんと唸り続けること半年近く……長いですね。(苦笑)
ふくしまアヤさんやイラストを担当くださっている榎本マリコさんはじめ、いろいろな方のご協力を経て、ようやく昨秋に連載スタートと相成りました。
世の中にはいまいろいろな占いのようなものがあり、それらは大好きです。ちょっと先のうれしい予想とかがあったりすると、未来が楽しみになります。それはそれとして今後も大いに満喫したいのですが、そろそろ誰かに頼りきるのではなくて、自分で答えを見つけられるようにしてもいいのではないか、当たり前のことかもしれないのですが、実はそれが難しかったりしますよね。そんな気持ちを込めて「caoの心の育て方。」と連載名も決まりました。手探りの連載ですが、皆さんと一緒に育っていきたいと思っています。
ということで、毎週火曜の夜はフィガロジャポンのサイトへ! 皆様お待ちしております。
次回(2/25UP)はcaoさんへ10の質問を予定しています。
illustration : MARIKO ENOMOTO