【Weekly連載 42】お盆の過ごし方。
caoの心の育て方。
さまざまなものとのコミュニケーションが得意なcaoさんによる連載。毎回いろいろなテーマでお届け中。今月は、先週に引き続き、供養やご先祖様とのコミュニケーションについて。今回はお盆の過ごし方のお話しです。
こんにちは caoです。
夏が来ましたね。
都会の建物がお日様のギラギラを乱反射していて、目の日焼けで充血してしまいます。
日傘に、帽子に、サングラスに、マスクに、手袋に、日焼け止め……
夏なのに厚着⁉
夏のお出掛けはやっぱりしんどい……
ってことで、今年もたくさんのご先祖さま方やもののけさんと、屋内でまったりと過ごそうと決めてみました。
みなさんは、どのように夏を過ごされますか。
陽射しを楽しめる方はうらやましいぞ~
いいなぁ~
さて、今月はわたしの趣味にお付き合いをいただきまして、ご先祖さまと戯れちゃいましょっ
な、話です。
どうぞよろしくお願いします。
7月や8月にお盆があり、8月はお盆休みっていう世の中公認のお休みがありますね。
先週お盆さまに触れたお話をしましたが、その続きを。
まっ、たいしたお話ではないの
さらぁ~と読み流してくださるとうれしいです。
お盆さまって、ざっくりとですがーー
まずは、ご先祖さまをお迎えするのにお仏壇、お墓のお掃除
(ご先祖さまの噂話をしたりしてね)
お仏壇には、おもてなしの品々をお供えする
(ご先祖さまが好きなものとか、流行りのもの、に紛れて自分の食べたいものも)
お墓には、あらためてお参り
(今年もいらっしゃいという気持ちでね)
お墓で迎え火を炊き、この迎え火を盆灯籠に移し、お家までご案内
(いろいろ風景がかわりましたよと観光案内)
玄関先で迎え火を消す
(どうぞお上がりください)
お仏壇でお線香をあげる
(ゆっくり過ごしてくださいね)
親戚一同、ご先祖さまと過ごす
(結婚の報告や彼氏彼女、お子さんの話などの紹介タイム)
ご先祖さま、長居は禁物よ!
そろそろお帰りなる時には
お仏壇でお線香をあげる
(お越しいただきましてありがとう)
お線香で送り火を炊き、送り火を盆灯籠に移しお墓まで送ります
(ご先祖さまを送りますよ)
お墓に着いたら盆灯籠でお線香に火をつけ、お参り
(また来年ね)
地域や宗教などでさまざまですが、こんな感じでしょうか。
昨今では
迎え火も送り火も、ご自宅の玄関先やベランダで、お皿の上で麻の皮を剥いだおがらを炊いたり
送り火の時にご先祖さまが乗って帰るキュウリで作った馬「精霊馬(しょうりょううま)」、ナスで作った牛「精霊牛(しょうりょううし)」を準備したりしますね。
時代に合わせて、お盆の形も変わってきていますが、ご先祖さまに想いを寄せる気持ちは変わらずですね。
ご先祖さまのお迎えをするお盆のときに、ご先祖さま=亡くなった方のお話をして、いまここにある家族のことを想う。
代々繋ぐ大切な何かを感じる時なのでしょうね。
---fadeinpager---
わたしは、代々繋ぐ大切な何か感じる前に…
盆灯籠を過激にブンブン振り回し
コラ!ご先祖さまが目を回すからソッと持ちなさい
と、家族に言われ
勢いある子がいるなぁ~
と、ご先祖さまに言われ
お家の中がご先祖さまでいっぱいで
あなたどちらさま?
と、名前と昔話を聞いては、あだ名をつけて、ご先祖さまに笑われていました。
それから、昔話が楽しくて楽しくて
お盆の時期が終わると、早くお盆がこないかなぁと楽しみなんですよね。
そしてお盆迎えの時には、親しみを込めてあだ名で久しぶりーっとハイタッチしてお迎えしています。
ふふっ
唐突だけど、ご先祖さまを想うことは、いまのあなたご自身を想うこと
と思うのだが、あなたはどう思う?
【関連記事】
学び直したい、供養のこと。
2020年後半の心の育て方。
illustration : MARIKO ENOMOTO