【Weekly連載 41】学び直したい、供養のこと。
caoの心の育て方。
さまざまなものとのコミュニケーションが得意なcaoさんによる連載。毎回いろいろなテーマでお届け中。今週からは供養やご先祖様とのコミュニケーションについて。まずは、作法よりも大事な心持ちについて、話してくれました。
今年は梅雨の長雨が続いていましたが、いよいよ夏の空がドーンっと広がってきましたね。
お天道様と仲良くしたいものですが、わたしは夏が苦手。
みなさんは
夏をいかがお過ごしになりますか
夏をどのように楽しまれていますか
夏をどう過ごしたら楽しくなるだろう〜と思い立ち、
そうだ!夏はお盆さまで、浮き足だってにぎやかなご先祖さんとおしゃべりを楽しめる~と思うと、毎年笑いが止まらないのだ。
もう、たまらなくしあわせ!
と、言うことで、ちょこっとご先祖さんの “供養” についてのお話です。
今回もお付き合いいただけましたら、うれしいです。
ご先祖さんの “供養” ってなんだろうね?
“供養” って言葉、あまり日常では登場しないから、いまいちピンと来ないかもしれないですよね。
供養って
誰かを想う気持ち、亡くなったどなたかを想う気持ちが供養じゃないかな~って思う。
だから供養って日本に限った話でもなく、国なんて関係ない世界共通の心。
それぞれの土地には文化があるから、盛り上げたり悲しんだりいろいろ。
日本では、神社さんでの供養、お寺さんでの供養があって、それぞれに少し雰囲気も違う感じがする。
雰囲気は違うけれど、自分ではない誰かに親しみを込める、想うこと。それが供養。
誰かに親しみを込める、想うことは、亡くなった方に限らず、遠く離れた誰かを想う、思いやるのも同じこと。
何においても大切な心。
そう考えると、手を合わせる場所とか、どうこうしなくちゃという作法は二の次ね。
どなたかのことを想い、話題にし、いじり倒す!
ご先祖さんは悪口でもハニカム。うれしくてたまらないらしい。
昨今の事情で故郷に帰れない、などの心配はなさらずに、懐かしい思い出話とかして盛り上がろう~。
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illustration : MARIKO ENOMOTO