充実した性生活を取り戻すためにパートナーに問うべき、一つの質問。

自分の欲望を取り戻し、パートナーや自らの身体を再発見することは、決して不可能なことではない。アメリカの著名な性行為研究者、ウィリアム・ヤーバーが言うには、二人の親密さと共犯関係を再燃させるには、たった一つのシンプルな質問で充分だという。

photography : Oliver Rossi / Getty Images

付き合いたての頃の尽きることのない欲望のリフレインはどこへやら......。時が経つにつれ、そのメロディーは単調になり、いずれ飽きが訪れる。どうすれば二人のハーモニーを取り戻すことができるのだろうか？

米インディアナ大学で40年以上人間の性行為を研究してきたウィリアム・ヤーバーによると、その鍵は単純なものらしい。「コミュニケーション」である。2月14日付のCNNの記事でヤーバーは、性的共犯関係を持続させ、停滞を防ぐための効果的な方法を紹介している。

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ギブ・アンド・テイク

性欲を満たすための秘密、それは「質問」だとヤーバーは言う。パートナーに問うべき重要な質問、それは「どんなふうに触られたい？」だ。「性行為の本質は、心地よい触れ合いを与えたり、受けたりすることです」と81歳のヤーバーは説明する。

また、相手の希望を聞くだけでなく、心を開いて自らの期待も共有しなくてはならない。だからこそ、ヤーバーはカップルに、どのように触られたいかをお互いに見せ合いながら説明するよう勧める。

年齢は関係ない

このアドバイスを「当たり前」と感じる人もいるだろう。だがこれは、カップルの性欲低下というタブーに優しく向き合うための手段にもなりうる。ヤーバーによると、長年にわたって多くの彼の生徒がこの方法を試し、いかに効果的だったか証言しているという。彼らの多くが、この質問をパートナーに投げかけてから、「性生活が改善された」、「快感が増した」、「二人の関係が強化された」と語っている。

この方法は、若いカップルだけに有効なわけではないとヤーバーは言う。「性行為は何歳になっても重要です」。80代の彼自身、妻を亡くしてから3年後、自分と同じように親密な関係を築くことに熱心なパートナーを探しはじめた。出会い系アプリで、だ。「多くの独身高齢者にとって、出会い系アプリは求愛のための新たなステージです」

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この記事は、madameFIGARO.frで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。