美しい眺めも魅力、クール・デ・ヴォージュのティールーム。

窓の下、美しいヴォージュ広場が広がるホテル。昨年末にオープンした「Cour des Vosges（クール・デ・ヴォージュ）」はかつての個人邸宅を改装した18室のリュクスなホテルだけれど、滞在する人もしない人も誰にとってもうれしいことに、地上階には広場に面したサロン・ド・テがある。6月2日、パリ中のカフェやレストランのテラス席同様に、その回廊のテラス席が再開した。

ヴォージュ広場の石の回廊でティータイム。パリ的アール・ド・ヴィーヴルを！

素晴らしい眺めを愛でつつ、外出できる喜びに浸るには最高の場所だ。営業は午前7時から午後8時まで。朝食、ランチ、それにティータイム……M.O.F.（フランス国家最優秀職人章）を授与されたパティシエのヤン・ブリスによるおいしいパティスリーが味わえる。全面再開を待ちながら、まずはテラス席を目指そう。

正常な暮らしを徐々に取り戻しつつある喜びをカフェテラスで満喫する。

ヤン・ブリスのパティスリー。

次のパリ滞在はずっと先という人も覚えておきたいアドレスだ。冬、暖房の効いたテラス席で温かい飲み物を前に過ごす時間も捨てがたい。

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