イル・ド・レ 3月のマルシェ 「カリフラワーと鱈のレモングリル」

パリのマルシェとレシピ。

外出制限が始まったフランスですが、とうとうパリのマルシェも閉鎖となってしまいました。
どんなに凹んでいても行けば元気になる”マルシェ女”としては淋しいことですが、今日は少し前に行った大西洋側の島Ile de Ré(イル・ド・レ)の様子を。

島の集落ごとにある10カ所ほどのマルシェを車でひと巡り。例年4月からは観光シーズンで賑わうそうですが、3月はまだ静かで開いているスタンドもわずかです。

バカンスはいつもキッチン付きの所に滞在するので、やっぱり地元産の野菜を食べたい。それならあそこ! と教えて貰って、La Flotte(ラ・フロット)という小さな港町のマルシェへ。

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中世の回廊に少しだけスタンドが。

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チーズ屋さん1軒、暇そうですが……

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島の対岸、本土のLoire-Atlantique(ロワール・アトランティック)の名産シェーブル(ヤギ)のチーズなどをいくつか買いました。

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魚屋さんが1軒。

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島の南の方にあるオレロン島の特産である牡蠣は安くて新鮮です。

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探していたローカル野菜ありました!

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売っているお姉さんに聞けば、私たちの滞在している村St-Martin de Ré(サン・マルタン・ド・レ)にある自分の小さな畑で有機栽培しているもの。早朝採ってくる葉物はどれもシャキシャキ。ジャガイモ、玉ネギ、カリフラワーもおいしかったので、パリにもたくさん買って帰りました。もちろん、ここ名産の塩もたっぷり。

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買い物の後は港のカフェでひと息。船箪笥を使ったカトラリー入れに惹かれます。

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その後、散歩しながら壁にしつらえた鉢を見ていると、「Ikebanaね!」と近所のマダムがウインクしながら通り過ぎて行きました。

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そして、海岸沿いの静かなプロムナードへ。

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ランチと昼寝の後は、また散歩。白い外壁に薄い青や緑の鎧戸が素敵です。

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夏にはパリジャンがドッと押し寄せる島も、閑散とした冬は家の工事のシーズンで、どこもきれいに修繕されていて感心しました。 

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サン・マルタン・ド・レの港を歩くと船もメンテナンスの時期。

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歩き疲れて船を眺めながらカフェでのほほん。

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センスの良い船が多いので、見ているだけで楽しい気分。

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海風がまだまだ冷たいのに、宿の桜が咲き始めていました。

さて、今日は滞在中に作って食べていたシンプルなオーブン焼きをご紹介します。

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■カリフラワーと鱈のレモングリル
Chou fleur et cabillaud grillés au citron

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― 材料 4人分

鱈 400g
カリフラワー 1/2個
レモン(無農薬) 1個
塩 小さじ 1/2 
ニンニク(みじん切り) 2片
オリーブ油 大さじ2
タイム 少々
パン粉 大さじ1~2

― 作り方

1. 鱈を食べ易い大きさに切り分け、軽く塩(分量外)を振り15分くらい置き余分な水分を出す。キッチンペーパーで拭いてからビニール袋に入れて、レモン半分の絞り汁と半分を薄切り、塩、オリーブ油、ニンニク、タイムを入れて、1時間くらいマリネする。
2. カリフラワーを小房に分け、強火で2~3分蒸す(又は、電子レンジで硬めに火を通す)。
3. 耐熱皿にカリフラワーとマリネした鱈を入れてパン粉を振りかける。200℃に温めておいたオーブン(オーブントースターでも)15~20分ほど焼く。

ニンニクとパン粉がカリッと香ばしく焼けた熱々がおいしい。好みでケッパーを入れるとさっぱりして、それもよし。これにはロワールの冷えた白ワインが欲しい!

毎夜20時に窓を開けて起こる医療者への感謝と激励の拍手の時、私は窓辺に行って胸の前で掌を合わせて一心に祈ることにしています。今この瞬間も、恐怖と戦慄を振り払って闘っている前線の人達を思えば、家に居られることがなんて恵まれているんだろう、これは贅沢だと感じます。

そして、私たちの生活を守る為に感染の危険の中、働いてくれている警察、郵便配達、宅配、パン屋さん、薬局やスーパーの店員さん達にも感謝しかありません。

もう、こうなると生きているだけで”おんの字”!!

与えられた時間を使って、いつか読もうと思っていた本、いつか作ろうと思っていたモノ、いままで何度も挫折して、いつか成功させたいと思っていたプロジェクト……その”いつか”を実現する為に準備する時がいまやって来たような気がしています。

少々の不便は受け止めて、”がんばれ、わたし!”と毎日、自分を励まし励まし……

また平穏な日々が戻ってマルシェに通える日を心待ちにしています。
みなさまも、どうぞご無事で!

■Marché de la Flotte マルシェ・ド・ラ・フロット
21, rue du Marché 17630 Ile de Ré
営)8~13時 毎日(写真の八百屋さんは火・金・土のみ)
*2020年3月現在はコロナ予防対策で閉鎖中

SACHIYO HARADA
料理クリエイター

長い間モードの仕事に携わった後、2003年に渡仏。料理学校でフランス料理のCAP(職業適性国家資格)を取得。 パリで日本料理教室やデモンストレーション、東京でフランス料理教室を開催。フランスの料理専門誌や料理本で、レシピ&スタイリングを担当。2016年春、ベジタリアン向けの料理本『LA CUISINE VEGETARIENNE』をフランス全土と海外県、ベルギー、スイス、イギリスなどのヨーロッパ各地で発売。この連載をまとめた『パリのマルシェを歩く』(CCCメディアハウス刊)が発売中。
Instagram : @haradasachiyo

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