ぼんやり顔を引き締め! 唇、目元、眉の「線」を極める方法。
唇が薄くなり、まぶたは下がり、まばらな眉毛……顔印象をぼんやりさせるこんなエイジングサインは、
“線”の力で一気に解消。各パーツのフレームをメイクで整え直す秘策をレクチャー。
美しい顔の条件は“整っている”こと――そう語るのは、ヘア&メイクアップアーティストの岡田知子。
「“整っている”とは、顔というスペースに目や口といったパーツが整理整頓され、あるべき位置に収まった状態のこと。形や大きさはそれぞれでも、その輪郭がくっきりと、わかりやすく存在していれば、人の顔は生き生きと美しく見えるもの。そして、その印象を決定づけるのが、唇の輪郭、目元のライン、眉のフレームといった顔の中の“線”なのです」
ところがこの線は、年齢とともにぼやけていく。どことなく顔が間延びして見えるのはそのせいだ。でも、逆にいえば、この曖昧になった線をメイクで整え直すだけで顔印象を変えることができる。
「唇の輪郭をなめらかに整え、目元のフレームラインを掘り起こし、眉の隙間を線で繋ぐ。これが基本。正しく取り入れれば、ちょっとした美容医療並みの効果も期待できます。ただし重要なのは、“描いた感”を出さないこと。そのポイントとなるのが線の描き方と色選び。フレームをすべて囲むのではなく必要な部分のみ描き、色も濃すぎず薄すぎず、元のパーツに同化するシアーなカラーを。そうすれば、もともとそこにあったような自然な線が仕込め、パーツがさりげなく際立つ“整った顔”になれます」
岡田知子 Tomoko Okada
ヘア&メイクアップアーティスト
日本大学芸術学部に入学後、メイクを学ぶために渡米。2006年に帰国し、雑誌や広告などで活躍。独自のメイク理論やテクニックを伝え、美容医療とメイクの融合による顔印象の研究にも取り組む。 @tomokookada
「注入」したようなふくよかな唇。

上下真ん中だけを強調した唇の立体感で、萎んで薄い唇を瞬時にボリュームアップ。>>Read More
「整形」したようなシャープなまなざし。

粘膜の仕込みラインと上向きまつ毛で、目元のゆるみ印象までさらりと払拭。>>Read More
「アートメイク」したような端正な眉。

眉頭から自然な毛流れを描き、足りない眉尻を足して意志ある表情に。>>Read More
- photography: Hiroki Watanabe (Tron)
- styling: Kanako Muneto
- hair & makeup: Tomoko Okada (Tron)
- editing: Chino Hara
*「フィガロジャポン」2026年7月号より抜粋