メリル・ストリープから政治家まで——2026年最もスタイリッシュな39人に選ばれた意外な顔ぶれ。

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「ニューヨーク・タイムズ」紙が「2026年でもっともスタイリッシュな39人」を発表した。恒例のリストはバッド・バニー、テヤナ・テイラー、メリル・ストリープ、アリサ・リュウといったセレブに加え、おやっと思うような内容もあった。

2026年が終わるまでまだ半年あるものの、すでに今年の人と呼べそうなほど注目された人はいる。ニューヨーク・タイムズ紙は2026年7月7日、 “2026年のこれまでで、もっともスタイリッシュだった39人”を発表した。リストに含まれているのは誰もが知るスターだけではない。このリストは「ポップカルチャー、流行、人気(にふさわしい装いをした)人物のスナップショット」であると同紙はそのコンセプトについて説明している。1位は、イブニングドレスもカジュアルウェアも着こなす幅の広さが高く評価された女優のレナーテ・レインスヴェだ。

「彫刻的なドレスもカジュアルな普段着も完璧に着こなすレインスヴェのような人はなかなかいない。普段着は映画『センチメンタル・バリュー』で彼女の父親役を演じるステラン・スカルスガルドから借りたものだそうだ」と選出理由にある。2位はバッド・バニー。スーパーボウルでの圧巻のパフォーマンス、そして全身クリーム色の衣装が高く評価された。同紙のファッション担当ジャーナリスト、ジェイコブ・ギャラガーはこの衣装を「抜け感のあるおしゃれな着こなしでイメージを巧みに演出し、批判をかわした」と評価した。3位にはアメリカの人気司会者スティーヴン・コルベアが入った。看板番組『ザ・レイト・ショー』最終回で着用したエレガントなネイビーのスーツが決め手だった。このほか、NBA選手のビクター・ウェンバンヤマ、歌手のビョーク、ダンサーや俳優として活躍するテヤナ・テイラー、フィギュアスケーターのアリサ・リュウ、NY市長夫人のラマ・ドゥワジ、ビヨンセの娘のブルー・アイビー・カーター、女優のサラ・ピジョンもリスト入りしている。

首をかしげたくなるものも

このリストには時折首をかしげたくなるようなものも混じっている。そのひとつが「ジョン・F・ケネディ・ジュニアの“クローン”」というもの。「ひとり発見すると、次々と目に入るようになる。その大半は、ケネディ・ジュニアのこだわりのスタイルからほど遠く、ごく一般的な“プレッピー”スタイルでしかない。ユニクロがインスタグラムにポストしているようなスタイルだ。それは『ある愛の詩』が登場するずっと以前から人気だった」と、同紙は記している。

「トランプを支持する妊娠中の女性たち」というのもあった。「女性はもっと子どもを産むべきだという主張を鮮明に打ち出している政権にとって、これはひとつの強いイメージだ。(中略)ホワイトハウスの男性たちが誇示する男性らしさとバランスを取る形で理想化された女性らしさを体現している」そうだ。一方、パリ滞在以降、論議を呼んでいる男性インフルエンサーのクラビキュラもリスト入りした。

「彼は今年、いくつものファッションショーでランウェイを歩いた。理想の美を追求するために顔や体を極限まで改造し、ひとつの流行を作り出した “ルックスマクサー(looksmaxxer)”。そんな彼なら、どんな服を着ようと関係ないと真っ先に言いそうだが」と同紙は皮肉った。フランスからも1名リストに入った。それはほかならぬエマニュエル・マクロン仏大統領だ。評価ポイントはいまやトレードマーク化したアビエーター・サングラス。「1月にスイスのダボスで開催された世界経済フォーラムで、ミラータイプのアビエーター・サングラスを着けて登壇した際には、目の炎症を隠すためと思われたかもしれない。だが当然、ファッションとして大きな話題になることは避けられなかった」というのが選出理由だそう。「エマニュエル」がこれほどアメリカ人の心をつかむとは、誰が予想しただろうか。

From madameFIGARO.fr

※この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

  • text: Leonie Dutrievoz (madame.lefigaro.fr)