ゼンデイヤが映画『オデュッセイア』パリのフォトコールで着用した「エッフェル塔マスク」に込められた意味とは?

Culture

クリストファー・ノーラン監督の新作でアテナを演じる女優ゼンデイヤは、7月7日にパリで行われたフォトコールで、アレキサンダー・マックイーンが1997年に発表したアイコニックなルックを現代によみがえらせた。

エッフェル塔にも負けない存在感を放った。映画『オデュッセイア』のプロモーションが続くなか、ゼンデイヤは華やかなファッションマラソンを繰り広げ、次々と印象的な姿を披露している。7月7日、29歳の女優は、パリのトロカデロ広場で開催された映画のフォトコールにキャストの一員として登場。このパリ屈指の観光名所は、その日、まるで映画のセットのような舞台へと姿を変えた。アン・ハサウェイ、ルピタ・ニョンゴ、シャーリーズ・セロンの装いも人々の視線をくぎ付けにするほど見事だったが、ゼンデイヤのルックは、それをはるかに上回る息をのむ美しさだった。

デブラ・ショーの足跡をたどって

スタイリストのロー・ローチのアドバイスを受けたゼンデイヤは、1997年春夏のジバンシィ・コレクションのルックを現代によみがえらせた。アレキサンダー・マックイーンが手がけたこの彫刻のように構築的な白いドレスは、首元を覆うハイネックと力強く張り出したショルダーラインが特徴。さらに、取り外し可能なオーバーサイズのアームカバーが、ひときわ強い存在感を放っている。そして何より圧巻なのが、フィリップ・トレーシーがデザインしたゴールドレースのヘッドピースだ。このヘッドピースは、1997年のジバンシィのランウェイで、モデルのデブラ・ショーが初めて着用したもの。写真では、このヘッドピースのシルエットが、背景にそびえ立つエッフェル塔と呼応しているかのようにも見える。

ファッション界のカメレオン

前日のロンドンで行われた『オデュッセイア』のプレミアでは、ゼンデイヤはその日の朝にパリ・オートクチュール・ファッションウィークで発表されたばかりのスキャパレリによる彫刻のような白いドレスをまとい、すでに大きな話題を呼んでいた。しかし、その洗練されたスタイルは、必ずしもデザイナーズブランドの装いだけで作り上げられているわけではないことも証明している。2週間前にパリで開催された映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』のプレミアでは、わずか34.99ドルのオーバーサイズTシャツをさらりと着こなし、注目を集めた。

From madameFIGARO.fr

※この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

  • text: C.L (madame.lefigaro.fr)
  • translation: Hanae Yamaguchi