進化する日本のホリスティックビューティ、ボタニカルコスメの最前線!
ナチュラルでクリーン、オーガニックの安心感……それだけでは満足できない大人の肌。シミやシワ、たるみといった悩みに、サイエンスを掛け合わせて対応するボタニカルコスメが急増中。自社農園で植物を育て、研究・開発するブランドを中心に、次世代のホリスティックビューティをマークして!
“ホリスティックビューティ”と聞いて、どんなイメージを持つだろう。優しい使い心地、安心・安全、癒やしの香り……それはもちろん大前提として、それだけではない段階へ、いま日本のボタニカルコスメが静かに、しかし確実に進化を遂げている。
自社農園で植物を育て、自社で蒸留し、研究所で成分を解析する。または、自社農園や蒸留所は持たずとも、土から製品まで一本の線で繋がった「作り手の目が届く原料」を持つブランドが増えてきた。国産であることは、産地や生産者との距離が近いだけでなく、高品質な原料を量的にも価格的にも安定して確保できるという実質的な強みでもある。収穫から24時間以内に精油を蒸留する、農場と研究所を同じ敷地に構える、植物の搾りかすまで土に還す循環型農園を持つ、など。アプローチは違っても、根底にあるのは「植物の力を科学的に引き出す」という共通の姿勢だ。
かつては「よくわからないけど、なんだかすごい!」と使われてきた植物のパワー。その有効成分が肌にどう作用するのか、研究機関との共同研究や最新の成分解析によって、少しずつ明らかになってきた。植物が自らを守るために蓄える成分が、肌の土台に働きかける力を持つこともそのひとつ。よい成分を丁寧に引き出す技術と研究が積み上がることで、大人の肌が気になるエイジングサインにも、本気で向き合えるスキンケアが続々と生まれているのだ。
天然の香りにうっとりしながら使っているだけで、健康な肌状態を実感できる、進化した日本のホリスティックビューティの“いま”を深掘りする。
【スリー】国産精油の未来を拓く、ハーブガーデンと蒸留所。

【アルビオン】植物サイエンスが貫く、オーガニック×発酵の技。

【アムリターラ】成分オタクの創業者が辿り着いた、本気のオーガニックコスメ。

【チャントアチャーム】悩める敏感肌でも、積極的なエイジングケアを。

【アスレティア】農園も肌も循環させる、新時代のクリーンビューティ。

「物足りない」とは言わせない!悩みに本気でこたえるボタニカルコスメ。

- photography: Akemi Kurosaka, Satoshi Yamaguchi
- editing: Naoko Yokomizo
*「フィガロジャポン」2026年7月号より抜粋