エリザベス女王がウィリアム皇太子をこっぴどく叱った理由とは?
故マーガレット王女の侍女長だったアン・グレンコナー男爵夫人が新たに回顧録を上梓した。その中で、若き日のウィリアム皇太子がしでかしたいたずらについて明かしている。

いまでこそ落ち着いた威厳を示しているウィリアム皇太子だが、子ども時代にはいたずらもした。故マーガレット王女の侍女長だったアン・グレンコナー男爵夫人の新しい回顧録『Trunks & Tiaras』でそのことが語られている。王家の間近で歳月を過ごした著者が王室の舞台裏を語る新著はイギリスで2026年10月8日に刊行された。
とんだハプニング
それは1990年8月のことだった。場所はスコットランドのバルモラル城だ。王家の人々は家族で週末を過ごそうと、同城にやってきた。当時ウィリアム皇太子はまだ8歳で、ある日、いとこたちや数人の馬丁とともに、ポニーに乗って散歩に出かけた。
全て順調だった。若いウィリアム皇太子がひとり抜け出そうと決心するまでは。ウィリアム皇太子は付き添っていた大人たちの目を盗み、城へとこっそり引き返した。この行動はスタッフの不安を引き起こした。まだ幼いながらも未来のイギリス国王になる皇太子の身の安全は、決して軽んじていいものではなかったからだ。ウィリアム皇太子が姿を消したことに気づいた馬丁たちは慌てて彼を探し始めた。「落馬したのではないか、誰も知らないところで頭をぶつけているのではないかと怯える彼らの心境を想像してください」と著者は記している。
容赦しない
しばらくして侍女長は外から声が聞こえてくるのに気づいた。好奇心から窓の外に目をやると、そこにはエリザベス女王が「ウィリアム皇太子をこっぴどく叱っている」姿があったと回顧録にはある。侍女長はそっとその場を離れ、この出来事をマーガレット王女に報告した。女王もその後、この一件を王女に伝えたそうだ。著者によれば、マーガレット王女は「女王が王子をきつく叱って良かった」と話していたそうだ。この逸話は、エリザベス女王もイギリスの女王である以前に、一人の祖母であることには変わりはないことを私たちに教えてくれる。
From madameFIGARO.fr
※この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
- text: Camila Marchetti (madame.lefigaro.fr)
- edit: フィガロジャポン編集部