GINZA SIXの6Fにあるアートギャラリー、THE CLUBは、アーティストや作品のみならず、それらを取り巻くアートビジネスにおける次世代の”人”もサポート。その一環として、毎年、海外の若手キュレーターを招き、活動を支援するプロジェクト「Opus」を行なっている。そしてこの度、「Opus」第2回目として、ブルックリンを拠点に、世界で活躍中のインディペンデントキュレーター、ジャスミン・ワヒをゲストに迎え『all the women. in me. are tired. ―すべての、女性は、誰もが、みな、疲れている、そう、思う。―』を1月25日(土)より開催。
Marilyn Minter, Thigh Gap, 2016, 182.88 x 219.71 cm, Courtesy of the artist and Salon 94, New York
心にグサリと刺さるタイトルのこのグループ展では、2019年に公開されたナサニエル・カーン監督による映画『アートのお値段』にも出演した、アメリカを代表する女性アーティスト、マリリン・ミンター、歌手のアリシア・キーズと彼女の夫スイス・ビーツもコレクションする、パキスタン出身若手女性アーティスト、ヒバ・シュバッツなど世代を超えた8名の女性アーティストの作品が展示される。
インド系のルーツを持つキュレーターのジャスミン・ワヒと、THE CLUBのマネージングディレクターを務める山下有佳子。アジア人のアイデンティティを持つふたりは、それぞれ欧米のアート業界でキャリアをスタートさせ、そこで働く経験をとおして、現代社会におけるセクシャリティと肌の色によるカテゴライズに対して疑問を感じ共鳴し、今回の展覧会開催へと繋がった。この展覧会は、女性としてどう生きるかという戦略と具体例の探求でもある。
「この世界で。それぞれの時代で。ちぐはぐで、太った、完全ではない身体を受け入れるために。暗さのうちに秘める美しさに気付くために。異性愛規範の強要なく、自立した人生を讃えるために。体毛の柔らかさ、またそれをなくすことも受け入れるために。この世界を自身とプライドを持って歩むために。輝きながら、月明かりの下で踊るために」と、展覧会に寄せてジャスミン・ワヒはコメントを寄せている。
Laurie Simmons, Blue Hair/Red Belt/Blue Dress/Orange Room, Courtesy of the artist and Salon 94, New York
Natalie Frank, Story of O III, Courtesy of the artist and Salon 94, New York
Jasmine Wahi(ジャスミン・ワヒ):ニューヨーク美術大学でMFA(美術学修士)を取得。キュレーター、アクティビスト、TED x 講演者、「Project for Empty Space」設立者として様々な方面で活躍中。彼女の活動は、分野横断的なフェミニズムの視点を通じて、社会的言説に潜む複雑な二項対立の構造、多角的な文化的アイデンティティといった課題に取り組んでいる。彼女の作品は、「Wall Street Journal」「ヴォーグ」など数多くのメディアに取り上げられている。
―すべての、女性は、誰もが、みな、疲れている、そう、思う。―
期間:2020年1月25日(土)~3月5日(木)11:00~19:00
会場:THE CLUB(東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F 蔦屋書店内)
tel:03-3575-5605
休)GINZA SIX休館日に準ずる。(会期内は2/25、26)
入場無料
http://theclub.tokyo
texte : NATSUKO KADOKURA
この記事の元URL: https://madamefigaro.jp/culture/200125-everywoman-tired.html