Givenchy

ジバンシィ

2021/22 AW

2021.03.09

ジバンシィ – 2021/22年 秋冬コレクション

ジバンシィ「服はゲームではなく音楽」、その意図とは。

ジバンシィのクリエイティブディレクターに、「1017 アリックス 9SM」を手掛ける35歳のアメリカ人デザイナー、マシュー・M・ウィリアムズが就任して2シーズン目。21年秋冬男女合同コレクションを初のショー形式で発表しデジタルで配信した。
「ファッションとは、遊んで楽しむゲームのようなものではなく、自身の在り方であり、感じ、繋がるためのものです。日々の生活を感情で満たしながら、モニュメントに刻み込んでいくような、身に纏うことのできる音楽のようなものです」と語った、マシュー・M・ウィリアムズ。
無数のライトに照らされた会場で発表されたのは、黒や赤、ベージュなどで彩られた、緊張感のあるシルエット。ジバンシィのアトリエの技術に裏打ちされた、構築的なテーラードジャケットには、流れるようなシースルー素材をレイヤード。ニットとファーの異素材コートには、繊細なビジューとオーストリッチの羽を飾ったドレスを合わせて、素材のコントラストを際立てる。シアリング(刈り込んだ羊毛)やフェイクファーを使い、袖やネックラインにボリュームを出したアウターは、ロング&リーンなドレスを合わせて、シルエットを大胆に遊んだ。
視線を虜にしたのは「マシュマロ」ソールと名付けられたシューズ。ネーミング通り、丸みを帯びたオブジェのような一足で、今季のジバンシィのシルエットを作るキーアイテム。また、身を守る防具のようなファーグローブや、首から下げたチェーン使いのボトルケースなど、キャッチーなアクセサリーの宝庫。ショーの音楽は、ミュージシャンのロバート・フッドが‟オーガナイズされたカオス”という言葉に着想を得て製作。水しぶきを上げてモデルが歩く演出とテクノミュージックがコレクションをグラマラスに演出した。

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photos:Imaxtree, texte:MAKI SHIBATA