いま「乳液」を見直すべき理由 乾燥の季節に取り入れるなら？ 今年注目のエイジングケア乳液4選。

今年を振り返ると、本当に個性的な「乳液」が充実した1年だったなと、しみじみ感じます。まずテクスチャーが革新的なのです。泡がしゅわっととろけて、まろやかに肌を包み込むもの、限りなくクリームに近いのに、軽やかに浸透していくものなど、「これが乳液!?」と驚かずにはいられません。

そして、どの製品も共通するのが「エイジング悩みに迫る」実感です。これまで美容液と比べると、ある種地味な印象があった乳液ですが、今年はベーシックケアの枠を越えた、高機能な美容乳液が勢揃い。今回は、ベストコスメに輝いた名作や注目の新作から4品厳選してみました。

そもそも乳液って、肌に必要不可欠な「水分と油分」を、バランス良く補給できるアイテムなんですよね。忙しい時に、オールインワンではなく「乳液1本で保湿するお手入れ」を推奨する美容賢者もいるほど。今年の美容乳液は、忙しい女性の冬肌を支える、頼もしい相棒になってくれるはずです。

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もたつく頬がキュッ！ 革新的な「泡の引き締め乳液」。

「泡なのに乳液？　しかも肌を引き締めるの!?」と、いろいろな意味で驚きがあったのがB.A ミルク フォーム。初めは確かに泡ですが、肌に広がる感覚はクリーミーで、すっと浸透していきます。この不思議な感触は2種類のポリマーと2種類のガスによる独自処方のおかげ。

B.A ミルク フォーム 84g ￥13,200/ポーラ

肌内部を豊かな潤いで満たす一方で、表面はサラリと軽やかに整います。さらに、もたついた頬やフェイスラインに、ピンとしたハリが目覚める感覚が......！　シプレフローラル調の爽やかな香りも心地よく「使う楽しさとハリ実感」を両立した、革新的な乳液です。

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肌内部の反射光を増幅し、多幸感あふれる質感へ。

乾燥でこわばる肌をやわらげ、潤いの通り道を整える、洗顔後すぐに使う乳液です。3種のテクスチャーはどれも個性があり魅力的。Ⅰはみずみずしく浸透し、Ⅱは濃密な感触がまろやかにとろけ、Ⅲはコクがありふっくら満たすなど、いずれも心地よさに感動するはず。

コスメデコルテ AQ アブソリュート エマルジョン マイクロラディアンス I～III 各200ml 各￥11,000/コスメデコルテ

幸せホルモンとも呼ばれる「オキシトシン」と肌の関係に注目し、金香木エキスを新配合。肌内部の光を増幅する働きと、心地よい香りや感触によって、幸福感あふれる表情美を呼び覚ましてくれるはず。フィガロジャポン本誌の2023年ベストコスメを受賞した、官能的な名品です。

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エイジングの火種を初期段階でケア。乳液状の美容クリーム。

2000年にいち早く「エイジングケア乳液」を発売したSK-Ⅱ。この秋誕生したスキンパワー アドバンスト エアリークリームは、名前の通り乳液のようにやわらかな美容クリームです。角層全体に潤いを送り届け、軽やかなベールで包み込まれる感覚にもうっとり。

スキンパワー アドバンスト エアリークリーム 80g ￥24,200（編集部調べ）/SK-II

注目したのはエイジングサインの初期段階である「炎症」の存在。老化の起点となる火種を鎮静しながら、ハリ、ツヤ、潤いなど、あらゆる肌悩みに力強く迫ります。乳液、美容液、クリームを融合した多機能な設計で、忙しい女性の肌に、感動をもたらしてくれるはず。

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浸透感が感動的！ 自然の恵みで肌を満たす美容乳液。

メイクアップアーティストの松井里加氏が手がけるスキンケア「セラリー」。シンプルなステップの総仕上げとして、11月に誕生したのがルミヌ セラムエマルジョンです。浸透感がとにかく優秀で、「あれっ、もう肌に吸い込まれちゃったの!?」と驚いてしまうほど。

セラリー ルミヌ セラムエマルジョン 100ml ￥5,980/セレンゲート

和ハーブである大和当帰や柿の葉エキスに加え、インド洋の深海由来発酵成分など、自然の恵みをたっぷり凝縮。軽やかな使い心地としっとり感を両立した、まさに乳液と美容液の「いいとこ取り」をしたような名品です。爽やかさと樹木の深みを両立した香りに、お疲れ感も癒やされそう。