冬から春へ、季節の変わり目に感じる代謝の乱れや肌の乾燥。そんな不調の解消に効果的な泉質自慢の美肌温泉へ出かけませんか。今回ご紹介するのは、「和心地」をコンセプトにご当地の醍醐味を味わえる温泉宿を全国に展開する星野リゾートの温泉ブランド「界」より3スポット。お湯につかるだけで身も心もじんわり、ゆるりとほぐれていく……早春の旅は至福の癒やし＆湯宿をお目当てに！

星野リゾート　界 津軽
切り桜に花見蟹、春爛漫の青森へ。青森ヒバの湯殿につかって至福の休日。

「津軽の奥座敷」として古くから親しまれてきた大鰐温泉。病に伏した円智上人を癒やしたとの言い伝えが残る温泉は万病に効くと言われ、長らく津軽藩主の湯治場として利用されてきたというほどパワフル。無色透明でとろみのあるお湯が体を芯から温め、肌をしっとりやわらかくしてくれる。そんな大鰐温泉を楽しめるのが「星野リゾート　界 津軽」。いまなら、期間限定「雪見桜」のプログラムが見逃せない。内湯に飾られた切り桜と庭に降り積もる雪、花見と雪見のどちらを楽しもうという、雪深い津軽ならではの内容だ。（3月1日から4月30日まで）

滞在は、津軽こぎん刺しの魅力を余すことなく伝えるご当地部屋、「津軽こぎんの間」へ。こぎんデザイナー、山端家昌が手がけたこぎんを障子や掛け軸などにあしらっており、昔ながらの手作業の技を目で見、手で触れて味わうことができる。また、3月からは青森に春の訪れを告げるとげくり蟹の特別会席もスタート。花見の頃に旬を迎えることから「花見蟹」とも呼ばれる小ぶりの蟹をふんだんに使った料理の数々で、雪深い津軽地方の春の息吹を感じてみよう。