冬から春へ、季節の変わり目に感じる代謝の乱れや肌の乾燥。そんな不調の解消に効果的な泉質自慢の美肌温泉へ出かけませんか。今回ご紹介するのは、「和心地」をコンセプトにご当地の醍醐味を味わえる温泉宿を全国に展開する星野リゾートの温泉ブランド「界」より3スポット。お湯につかるだけで身も心もじんわり、ゆるりとほぐれていく……早春の旅は至福の癒やし＆湯宿をお目当てに！

星野リゾート　界 鬼怒川
桜並木を愛で、とちぎ民藝に触れる。鬼怒川で過ごすリセットの週末。

首都圏からおよそ2時間という好アクセスの鬼怒川温泉は、「傷は川治（川治温泉）、火傷は滝（鬼怒川温泉）」とうたわれた名湯。昨年11月、鬼怒川の渓流沿いにオープンした「星野リゾート　界 鬼怒川」は、桜並木を望む露天風呂を備えた瀟洒な温泉宿だ。筋肉や関節の痛み、自律神経の乱れ、冷え性などに効くというアルカリ性単純泉は体に優しく、1日に何度もお湯を楽しめる。ピクチャーウィンドウの先に広がる桜を愛でながら、江戸時代から愛され続ける名湯を堪能しよう。竹林を望む湯上がり処では桜にちなんだおもてなしとして、桜ハチミツやグレナデンシロップを使ったフレーバーウォーターも賞味できる。

森に囲まれたモダンな宿では、地元・とちぎ民藝の工芸美も楽しみの一つ。エントランスや客室には益子焼や200年以上の歴史を持つ黒羽藍染のテキスタイルをモダンにあしらった。ロビーラウンジでは益子焼の楽器「益子陶琴」の演奏会も毎夜、開催されている。日光名物の味噌をふんだんに使った特別会席「味噌牛しゃぶ」に舌鼓を打ち、笛の音に耳を傾け、柔らかなお湯に身を委ねる。身も心も解きほぐす鬼怒川で、春の現代湯治を！