グレース・ケリーの孫娘、カミーユ・ゴトリーブが美しい。

金髪、透き通るような白い肌、眼光鋭い青い瞳……グレース・ケリーにどきっとするほどそっくりなカミーユ・ゴトリーブ 。10月13日に投稿された彼女の近影からも、そのことがよくわかる。波瀾万丈な一族の血を継ぐ、モナコ公妃の孫娘の横顔。

 

 

 

 

 

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若干23歳にしてすでに、カミーユ・ゴトリーブには女王の風格がある。それもそのはず、10月13日に投稿された写真のように、インスタグラムに投稿された最新画像のどれをとっても、ステファニー・ド・モナコの末娘は、祖母のグレース・ケリーと驚くほどよく似ているのだ。

金髪を横に流し、青い瞳から鋭い眼光を放つカミーユ・ゴトリーブが、アルフレッド・ヒッチコックの映画『裏窓』でグレース・ケリーが決めたポーズを取っている姿は、あまりにそっくりで驚く。お決まりのプリンセスのイメージからはかけ離れた日々を送った、思春期の頃への優雅な復讐と言えるだろう。

 

 

 

 

 

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波乱に満ちた家族の物語

1996年、グレース・ケリーの次女であるステファニー・ド・モナコは、ボディーガードのダニエル・デュクリュエとの結婚に終止符を打つ。彼らの間にはふたりの子どもが生まれた。ルイは現在24歳、ポーリーヌは23歳になっている。離婚後、年若いステファニーは、宮廷守衛長のジャン＝レイモン・ゴトリーブと親密な関係になる。この純愛から誕生する女の子が、カミーユである。1998年7月15日に、モナコのグレース公妃病院で生まれた娘は、父親の姓を名乗ることになる。

20年後、小さな女王様は立派な大人に成長した。彼女は自分に公位継承の資格がないことをよく承知している。父親と母親が結婚することはついになかったからだ。ジャン＝レイモン・ゴトリーブの名は、娘の出生証明書にさえ記載されていない。それでもカミーユは、ソーシャルネットワーク上で、親子の固い絆を訴えている。ソーシャルネットワークにはまた、ヴァカンスの写真や、友達とのセルフィも投稿されている。インスタグラムには80,600人ものフォロワーがおり、アカウントを見れば、彼女の成長ぶりや服装のスタイルの変遷も一目瞭然だ。

2020年7月16日時点でカミーユが独身だと認めたのも、ソーシャルネットワーク経由でだった。「最近別れてひとりになった。私は、合わない相手と付き合うよりも、一人でいる方がいいという主義」とストーリーで語り、インターネットユーザーからの質問に答えている。「好みのタイプは特にないけど、ただ、背の高い人は好き」とも。

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“ばかげた”ファットシェイミング

 

 

 

 

 

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「私たちはごく普通の子どもなんです」これは、2016年8月にカミーユ・ゴトリーブが発した心の叫びだ。美容整形をしていると疑われたり、体重やライフスタイルのことで多くの批判を受けて、彼女はソーシャルネットワーク上に、きっぱりと反論のメッセージを載せている 。その際、自分を中傷する人たちの「侮辱、コメント、難癖はばかげたもの」だと強く非難し、自分の身体の変化は自然なものだと語っている。

2020年4月21日には、インスタグラムで素顔をお披露目した。「私の肌にはシミや、10代の頃にできたニキビの痕もある」とキャプションに記している。「それでも私は自分の顔をさらけ出している。誰にでも欠点はあるし、完璧な人はいないということを知ってほしい！」

 

 

 

 

 

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また、世間の人が抱く宮廷生活への先入観も告発している。「みんな、王族に生まれたら、何の困難にも危険にも直面せずに暮らせると考えている」と。

2020年6月1日、カミーユ・ゴトリーブはあるインターネットユーザーから「甘やかされた子どものように振る舞っている」と非難され、再びやり玉に挙げられた。「教えて。あなたは毎日何をしているの？」と、とあるフォロワーはコメントしている。「あなたはとても素敵な人だと思うけど、あなたの投稿は無意味なものばかり。あなたの立場なら、多くの人を助けることができるのに...あなたのママは多くの人を助けている...私は彼女のことが大好き。あなたは？　『この人はなんとたくさんの活動に打ち込んでいるんでしょう！』と言わせてちょうだい。あなたは同性代の子たちの模範になれるはず。甘えや怠けは何ももたらさない...」

これに対し、ステファニー公妃の娘はすぐに反論した。「私は就職していて、とある会社の広報、イベント、マーケティングを担当しており、部下もいます。それから、もしあなたが私の情熱や活動について知ってくださるというならば、私は3年ほど前からビー・セーフ・モナコ協会の創設者兼会長を務めています。また母の協会であるファイト・エイズ・モナコではボランティアをしていますし、動物愛護を訴える彼女の活動にも協力しています。また仕事だけでなく、アソシエーションの活動においても、たくさんのプロジェクトを抱えています。この短い言葉で、私という人間を少しでもご理解いただけたのなら幸いです！」

グレース・ケリーに瓜ふたつと讃えられるこの若い女性は、社会のなかで自分にしかできない仕事を成し遂げるつもりなのだ。おそらく、いつかまた、まったく別の理由で、人々の話題になることを願っているに違いない。

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サーカス象に水を

アルベール・ド・モナコの姪である彼女がどこの大学で何を学んでいるのかは明らかでないが、大の写真好きであり、サッカーチーム、ASモナコ を熱心に応援しており、そして動物に対してこの上ない愛情を抱いていることはよく知られている。３歳の頃から、彼女は、母親のステファニーと、母の当時のパートナーだった、象の調教師フランコ・クニーについて、クニー・サーカスのツアーに同行していた。アジア巡業の際に、虎の赤ちゃんを飼育する団体の援助をしたこともある。

2016年２月には、スリランカにある、ピナワラの象の孤児園を訪れた。こうした活動は、祖母のグレース・ケリー（1958年にはモナコ赤十字の代表に任命され、1963年には世界子供の友協会を創設した）の社会参加を思い起こさせる。似ているのは、その麗しい顔だけではない。

2018年2月に掲載した記事を加筆、再編集しました。