草彅剛・香取慎吾の二人芝居『burst! 〜危険なふたり〜』再演中！

Culture 2022.10.04

作・演出を三谷幸喜が手がけ、草彅剛と香取慎吾が出演する舞台『burst! 〜危険なふたり〜』が、7年ぶりにこの秋再演！日本青年館ホールにて10月26日まで公演中。

本作品は、三谷幸喜が作・演出を手がけ、出演は草彅剛と香取慎吾のみの二人芝居ということで、初演時も大きな話題となった。そして今回は、2015年以来の再演とあって7年の月日を経た3人の変化が作品にどう反映されるのか、また30年以上の深いつきあいとなる草彅と香取がどれだけ呼吸の合ったところを再び見せてくれるのかという点にも関心が集まっていた。開幕直前の9月30日には、舞台挨拶と公開舞台稽古が行われ、多くのメディアが取材に訪れた。

取材時のインタビューでは、三谷は「最強のふたり」と呼ぶ草彅と香取についてその理由を「おふたりは何も感じずさらっとやってこられているんですが、僕からするとよくこんなことやれているなということだと思う。普通の二人芝居ではなく、二人が顔を合わせるのは1回。これは演劇的にものすごく高度なことなんです。（ふたりに向かって）知らなかったでしょ」と語った。さらに「遠隔操作でふたりが遠くを見て話している。それでいてぴったり呼吸が合っている。綿密な構成で、良い演劇的な時間が1時間40分ほども続くわけで普通の俳優さんはできない。できたとしてもものすごい時間がかかる。それをサラッとやってしまうふたりってすごいと思う」とベタ褒め。「もっと早く言ってくれたら自信持てたのに」「うれしいですね、そんなに褒めていただいて」と草彅。すぐに香取が「うれしいですけど、自分で作った作品を褒めているだけのような気が…」と発言するや、三谷が「この作品はふたりの作品だと思うから自画自賛している」と冗談でさらに場を和ませた。

「大好きな作品の再演。いちばん楽しみにしているのは僕かもしれません。だってこんなに芝居がうまくて、こんなに格好良くて、こんなに仲のいい役者が揃った二人芝居って、そうはないですから」と公演に先立ちコメントを寄せた三谷幸喜（写真中央）。

今回の上演は26日間、全30公演。草彅と香取の大ファンでもあるという三谷がふたりのためにつくった作品の再演について、舞台挨拶の最後に三谷は「こんなに長く1時間40分も、このふたりを生で見られるなんてことはあまりない。ずーっと出てますから、これはすごい機会と思いますので、ぜひこの機会を味わっていただきたいと思います」と締めた。草彅は「コロナ禍といった問題もある中、有観客で舞台が行われる幸せを、来てくださるお客様にも感謝しています。慎吾ちゃんと30年以上の絆だったりを感じている。お互い自分自身でも気づかないところでつながっている。お互いの人生すべてを賭けています。そんな舞台になればと思います」と意気込みを伝えた。香取は「コロナ禍の中、エンタメもどんどん形を変えていっている中、有観客でお客様に来ていただけることが幸せだと思います。お客様には1時間40分という時間を良い思い出にしたいと思います。ずっと忘れられない、楽しい時間だったり、ハラハラしたりする時間になればと思います。たっぷりこの時間を楽しんでほしいと思います」と、今回の再演を楽しみにしているファンへ想い寄せていた。

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