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レディー・ガガの愛犬誘拐事件、共犯者がガガを提訴！
Culture 2023.03.04
2021年、ハリウッドでレディー・ガガの愛犬３匹を散歩させていた男性ドッグシッターが武装した男たちに襲われ、うち2匹が誘拐された。ガガは当時、愛犬を発見した人に50万ドル（約6800万円）の懸賞金を出すと発表していた。
レディ・ガガの愛犬3匹を散歩させていたドッグシッターが2人の男に銃で襲われ、うち2匹が誘拐された。Instagram@Lady Gaga
2021年2月、武装した男2人がレディー・ガガのドッグシッター、ライアン・フィッシャーを襲い、歌手の愛犬2匹を強奪した。歌手は犬を見つけてくれた人に50万ドルの懸賞金を支払うと約束した。2021年2月26日になり、ジェニファー・マクブライドという女性が2匹を発見したが、この女性にはいまだ懸賞金が支払われていない。盗まれたフレンチブルドッグ種は非常に高価で人気があり、「デイリー・メール」紙によれば通常「平均1500ドルから3,000ドルで売られているが、血統書によっては1万ドルもの価値がある」そうだ。
そして最近、ニュースサイト「TMZ」が、発見者のジェニファー・マクブライドがレディー・ガガを訴えることにしたと報じた。マクブライドはガガが虚偽の報酬を約束したとして、150万ドル（約2億円）の損害賠償を求めている。問題はこの女性が犬を強奪した犯人の共犯者だったことだ。
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ドッグシッター、病院に搬送される
2021年2月24日午後10時ごろ、レディー・ガガの愛犬のフレンチブルドッグ、グスタフ、コージ、エイジアの3匹を散歩させるために雇われていたライアン・フィッシャーが、ハリウッドの歌手の自宅近くで撃たれた。レディー・ガガは映画撮影のためにローマに滞在中だった。犯人はライアンを襲い、2匹の犬、グスタフとコージを盗んだ。3匹目のエイジアは襲撃時に逃げ出し、警官によって路上で発見された。
事件直後、「デイリー・メール」紙はライアン・フィッシャーが胸を4発撃たれたと報じた。救急隊員が現場に到着したとき、彼は「意識はあるものの、ほとんど息をしていない」状態だった。重篤な状態で病院に搬送されたのち、30歳のライアンは幸いにも一命を取り留めた。彼の友人の一人は「ピープル」誌に、ライアン本人から、人工呼吸器の助けを借りずに呼吸できるようになったというテキストメッセージを受け取ったと語った。
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莫大な懸賞金
一方、レディー・ガガはインスタグラムで愛犬がさらわれたことを発表し、「非常に動揺している」と書くと同時に、愛犬を見つけてくれた人に50万ドルを提供することを呼びかけた。34歳のスターは投稿の中で、負傷したライアンを「永遠のヒーロー」 と呼び、「命をかけて自分の家族のために戦ってくれた」 と感謝した。2日後、ジェニファー・マクブライドという50代の女性から歌手のスタッフに対し、犬を無事に見つけたという連絡があった。
2021年4月30日になり、この事件に関連して、5人が逮捕された。まずジェームズ・ハワード・ジャクソン、ジェイリン・ホワイトら、それぞれ18歳、19歳、27歳の3人の若者だ。ほかに共犯者と思われる2人の容疑者が拘束された。そのうちの一人は2匹のイヌを発見したジェニファー・マクブライドだった。ロサンゼルス警察は、彼女が逮捕された襲撃犯のうち一人の父親と交際していたことを明らかにした。この父親は、5人目の容疑者だ。マクブライドが命じられていた役割は報酬の受け取りだった。
2022年8月3日、20歳になったジェイリン・ホワイトは罪を認め、4年の禁固刑を言い渡された。ドッグウォーカーを撃ったジェームズ・ハワード・ジャクソンは、21年の実刑判決を受けた。ジェニファー・マクブライドは軽い刑で済んだ。そして今日、彼女は当初の報酬の倍以上である150万ドルの支払いを求めている。
text: Solène Bonnet (madame.lefigaro.fr)
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