テイラー・スウィフトの煌めく舞台衣装の秘密とは？

Culture 2024.05.16

歌手のテイラー・スウィフトは5月9日から、「THE ERAS TOUR（（ザ・エラス・ツアー）」のパリ公演のために首都を訪れている。いつものように、ヴェルサーチェのルックでコンサートのオープニングを飾った。

パリ・ラ・デファンス・アリーナでコンサート中のテイラー・スウィフト。(パリ、2024年5月9日)　photography: Kevin Mazur/TAS24 / Getty Images for TAS Rights Mana

テイラー・スウィフトはさまざまなことを愛している。愛について歌うこと、ギターを弾くこと、飼い猫たち（メレディス・グレイ、オリビア・ベンソン、ベンジャミン・バトン）、パートナーのトラヴィス・ケルスの試合を観に行くこと、ステージでパフォーマンスすること、そして......キラキラ輝くもの。そう、テイラー・スウィフトはキラキラと輝くものが大好きである。2023年3月から「THE ERAS TOUR（（ザ・エラス・ツアー）」のツアーで、34歳の歌手は世界中のステージに立っている。各コンサート（全146公演）において、テイラー・スウィフトは次から次へと衣装を着替え、時には1公演につき12着もの衣装を着るほどだ。

彼女の衣装は、輝きで統一され、似たフォルムで、何よりもポップスター、テイラー・スウィフトらしい衣装だった。テイラー・スウィフトは、この10年でなくてはならないシンガーのひとりとなり、それはステージでも発揮されている。1日のチケット販売枚数の記録（2023年には240万枚）を塗り替えた彼女は、他の彼女の世代のスター、ビヨンセやレディー・ガガらと同様、妥協のない活動を続けている。

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デザイナーたち

5月9日、パリ・ラ・デファンス・アリーナで開催された「THE ERAS TOUR」初のパリ公演で、テイラー・スウィフトはヴェルサーチェのルックでオープニングを飾った。ヴェルサーチェは、ロベルト・カヴァリ、アルベルタ・フェレッティ、オスカー・デ・ラ・レンタ、ズハイル・ムラドと並んで、アメリカ人歌手がステージで好んで着用するブランドのひとつだ。彼女のために考えられたカスタムルックを生み出すこれらのブランドは、テイラー・スウィフト独自のスタイルコードを取り入れている。

シグネチャールック

スパンコールのボディスーツとブーツ：テイラー・スウィフトの特徴的なステージルック。（メルボルン、2024年2月16日）photography: Graham Denholm/TAS24 / Getty Images for TAS Rights Mana

シャツ感覚でステージルックを変えるテイラー・スウィフトだが、毎回のコンサートで変わらないふたつの特徴的なシグネチャーファッションがある。ひとつめはスパンコールのボディスーツ。フリンジ付き、片脚だけ、またはパーツがふたつに分かれているなどさまざまなバージョンがある。彼女はこれにカウボーイブーツ（これまたスパンコールで飾られたもの）と合わせて着用する。ふたつめのシグネチャールックは、おそらく彼女が育ったテネシー州ナッシュビルに根ざしたもので、フリルのついたロングドレスだ。少しカントリーで、少しボヘミアンなこれらの衣装は、おそらく彼女のポップスターとしての地位よりも、彼女の歌のロマンティシズムを想起させる。また、テイラー・スウィフトはこのふたつを組み合わせて、スパンコールのついたボリュームのあるドレスを着ることもある。

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