2024年第77回カンヌ国際映画祭【毎日更新】大胆なスリットドレスで登場のアデル・エグザルホプロス......！ 10日目のカンヌの大階段。

Culture 2024.05.24

大階段10日目。映画『L'Amour ouf（ラムール・ウフ）』が上映され、監督のジル・ルルーシュや主役のふたりを含むキャストらが仲良く登場した。

どんな障害にも負けない強い愛で結ばれたふたり。ジル・ルルーシュ監督のミュージカル映画『ラムール・ウフ』で、フランソワ・シヴィルとアデル・エグザルホプロスは運命のカップル、ジャッキーとクロテールを演じた。5月23日にカンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映され、監督やキャストたちがパレ・デ・フェスティバルの大階段に登場。監督から相性の良さを指摘されたばかりの主役ふたりも一緒だ。

映画『L'Amour ouf（ラムール・ウフ）』のチーム。（カンヌ、2024年5月23日）AFP Forum

仲良しチーム

映画での相手役、フランソワ・シヴィルとの仲が噂されるアデル・エグザルホプロスはブラックドレスで華麗に登場し、まずはファンとのセルフィーやサインに応じた。レッドカーペットでは、パートナーの建築家バンジャマン・マオンと登場したカミーユ・コッタンや、自分が演じたキャラクターの少女時代を演じたマロリー・ワネックと再会を喜び、ラファエル・クナールのサングラスを借りてふざける姿も。

だが突然、感動がこみ上げてきたのか、フラッシュを浴びながら歩むアデルの目には涙が浮かんでいた。出演者たちがハグしあうなか、アラン・シャバだけはやや超然と、レッドカーペットに向かう前にタバコを１本吸い、ファンのチワワをなでている。緊張した面持ちだったジル・ルルーシュ監督はすぐに落ち着きを取り戻し、誇らしげな顔になった。

他にエロディ・ブーシェ、フランソワ・シヴィル、ジャン・パスカル・ザディ、ヴァンサン・ラコスト、カリム・ルクルー、アントニー・バジョン、マリク・フリカ、そしてこの映画の共同脚本家であるオードリー・ディワンもチームに合流。一同は階段の上で一斉に飛び上がり、息の合ったところを報道陣にアピールした。アデル・エグザルホプロスとフランソワ・シヴィルは終始腕を組んでいた。

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テニス選手

これに先立ち、レッドカーペットはテニス選手で埋めつくされた。この晩上映されたドキュメンタリー映画『Nasty- More Than Just Tennis（ナスティ）』にはアンリ・ルコントやボリス・ベッカーも登場する。レッドカーペットにはブラジルのサッカー選手ライーも顔を見せ、大階段はスポーツ色に染まった。その後、俳優サミュエル・ル・ビアン、そしてヴェルサーチェのドレスを着たベラ・ハディッドが登場して注目を集めた。トップモデルはニコニコしながら観客に向かって手でハートの形を作り、投げキッスをした。

ヴィクトール・ベルモンドのキリッとしたまなざしはクロワゼットを魅了した。ジャン＝ポール・ベルモンドの孫はガエル・モレル監督の『Vivre, mourir, renaître（生きる、死ぬ、よみがえる）』に出演している。しばらくすると審査委員長のグレタ・ガーウィグがたっぷりとしたピンクのドレスで堂々と登場。さらに『マルチェロ・ミオ（原題）』の上映から2日ぶりに、カトリーヌ・ドヌーヴがまばゆいブラック＆ゴールドのドレスでやってきた。なごやかな空気に包まれた晩だった。

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