Kawakyun 近本光司の快進撃を支える、こだわり抜いた革のグラブ。

Culture 2025.01.27

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2019年に阪神タイガースに入団してから6年連続個人タイトルを獲得し、球団の顔となっている近本光司さん。オンとオフに愛用するレザーアイテムを語る。

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近本光司(プロ野球選手)

関西学院大学を経て大阪ガスでプレー後、ドラフト1位で阪神タイガースに入団したプロ野球選手、近本光司さん。プロ野球記録となる、新人から6年連続で個人タイトルを獲得。2024年度、セ・リーグ外野手部門で4年連続4度目のベストナイン受賞は球団史上初となる快挙。4年連続4度目の三井ゴールデン・グラブ賞、3年連続5度目の盗塁王を達成と快進撃が止まらない。その活躍を支えているのが、革のグラブだ。

選手の意見を反映した、軽いグラブ。

プロ6年目の2024年度、優れた守備をした選手に贈られるゴールデン・グラブ賞を4年連続で受賞した近本さん。その相棒のグラブは、2024年からアドバイザリー契約を結んでいる久保田運動具店の久保田スラッガーのもの。多くの名選手が愛用している老舗メーカーのグラブのよさをこう語る。

「選手個人の意見をしっかりと反映して出来上がったグラブを、そこからさらに久保田運動具店の担当者と微調整して、一緒に理想の形に作り上げていける点が魅力です」

近本さんが何よりも求めたのは"グラブの軽量化"だった。提案されたのは、硬式用ではなく軟式用に使う革。硬式用に比べて薄く柔らかく、何より軽い。

「僕は外野手なので走る距離が長い。腕を振って走るために、グラブが手と一体になる感覚を重視しています。重さ1キロのダンベルを持って走るのと、2キロのダンベルを持って走るのでは大きな違いがありますよね。なるべく軽いグラブをオーダーしました」

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職人の技によるグラブが、即戦力になる。

久保田スラッガーの最大の魅力は"即戦力"と"再現性"だという近本さん。
「年月をかけて使い込むことで自分好みに育てていく、それも本革の楽しみ方のひとつだと思います。でも僕はプロ野球選手。常に最高のパフォーマンスを求められるので、どんなに新しくても、着けた瞬間から即戦力となるグラブを求めています」

それを可能にするのが、久保田独自の「湯もみ型付け」の技術だ。熱いお湯に浸して革の繊維を柔らかくしてから揉みほぐして形を整えていく。湯に浸す時間も揉みほぐす塩梅もすべて職人の経験値による匠の技だ。

「さらにすごいのは、職人さんのグラブの再現性です。僕はグラブを毎年替えていきます。通常、同じ種類の革を同じ型で同じ職人が作ったとしても、天然の革である以上、革の個性があるので硬さや薄さ、シワが違う。はめた瞬間、前のとちょっと違うなと思うものなんです。ですが、久保田スラッガーはほとんど違和感なく、すぐ使えるところが気に入っています」

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50メートル5秒台の俊足を生かした縦横無尽の外野守備で、阪神タイガースは2023年に18年ぶりのリーグ優勝、38年ぶりの日本一に貢献した。2024年も4年連続のベストナイン選出と、ゴールデン・グラブ賞を受賞した快挙は記憶に新しい。

「難しい球を捕れたり、よいパフォーマンスができたりしたのは、このグラブのおかげ。そして捕れなかったとしても、グラブのせいにしています(笑)。自分のせいだと思ってしまうとメンタルがもたない。そういった意味でもよい相棒なんだと思います」

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オフの日には、長財布で革を育てる喜びを。

「革小物も昔から好きで、自分の手になじむように年月をかけて革を育てることやエイジングにも憧れがありました」

そんな近本さんが大学生の頃に手に入れたのが、美しい光沢が特徴の、革のダイヤモンドとも呼ばれる国産コードバンの長財布だ。

「実際に店舗に行って手に持った感触などを吟味して、長く使っていける財布として選んだので愛着があります。もっと艶々になるようエイジングさせていきたいと思っています。一緒に購入したヌメ革の小銭入れはよい具合に飴色に育ちました」

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「財布に求める条件は型崩れをしないこと」という近本さん。
革のなかでもとくに堅牢性があると言われるコードバンは、硬くて丈夫な素材だ。「この長財布にはカード入れが6枚ありますが、カードを全部入れて厚さが出て型崩れするのを避けるために、1枚おきに3枚しか入れないように気をつけています」

長財布を丁寧に愛用する近本さんだが、失敗もあったと笑う。
「趣味のフィルムカメラと同じバッグに入れていたら、キズがついてしまって。一瞬落ち込んだりもしました。でもそうしたキズもよい味となって、一緒に過ごしてきた年月を思い出す証にもなっています」

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本物に触れる経験を通して、子どもに夢を与えたい。

淡路島出身の近本さんは、これまで故郷・淡路島の住民を甲子園に招待したり、淡路島や自主トレ先の鹿児島県沖永良部島の子どもたちを対象としたスポーツ教室を定期的に開催したりするなど、地元の子どもたちに夢を与える活動を続けてきた。その活動をより継続的に行うため24年春、一般社団法人「LINK UP」を設立。淡路島を中心とした全国の離島支援に取り組んでいる。

「いまは情報がすぐ手に入りますし、むしろ情報過多な時代。でも甲子園球場を画面越しに観るのと、実際に足を踏み入れて、場がもつ空気感を肌で体感するのとでは情報量や刺激がまったく違うと思うんです。本物を見て感じて、子どもたちの心がどう動くのか、そして未来にどう生かしていくのか、選択肢を増やしてあげたいと思っています」

本革が人を魅了するように、本物の体験が人生を輝かせていく。日本も世界から見たら"離島" だという近本さん。これから野球を通して日本全体を盛り上げ、継続的に活性化していきたいという夢に向けて邁進していく。

近本光司 Koji Chikamotoさん

1994年生まれ。兵庫県津名郡東浦町(現:淡路市)出身。野球強豪校である兵庫県立社高校、関西学院大学、大阪ガス硬式野球部を経て、2018年にドラフト1位指名され、翌年に阪神タイガースに入団。2024年度、球団の生え抜きで外野手部門の4年連続のベストナイン選出は球団史上初となる快挙。3年連続5度目の盗塁王、三井ゴールデン・グラブ賞を受賞した。24年春、一般社団法人「LINK UP」を設立。
Instagram: @koji_speed5

* 日本タンナーズ協会公式ウェブサイト「革きゅん」より転載

天然皮革の魅力を発信する「革きゅん」サイトをチェック!

photography: Shin Ebisu interview & text: Akiko Wakimoto ©︎阪神タイガース

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