「3回挑戦しました」セリーヌ・ディオンが明かした、体外受精と母になるための闘い。

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9月12日(土)、パリのプレニチュード・アリーナで行われた初のコンサート公演に、セリーヌ・ディオンは息子たちのレネ・チャールズ、エディ、ネルソンを伴って登場した。少し離れたところでは、あるカメラマンが、愛情に満ちた家族のひとときを写真に収めている。子どもたちが生まれて以来、セリーヌ・ディオンは常に彼らを守る姿勢を見せてきた。3人の息子たちもまた、ここ数年、彼女がスティッフパーソン症候群と闘うなかで、いつもそばに寄り添い、支えてきた。彼らは、彼女にとって心の支えである。それは、14人の子どもをもうけた母テレーズも同じだ。ケベック出身のスターは、まだ若い頃から、大家族を築き、その家族とともに心から満たされた人生を送りたいと夢見ていた。

パルク・デ・プランスに姿を見せたセリーヌ・ディオンの息子たち、ネルソンとエディ。(パリ、2026年9月4日)photography: Poitout Florian/ABACA

彼女は12歳の頃から、音楽とステージに人生を捧げてきた。それから20年後、1994年に結婚した夫ルネ・アンジェリルとの間に子どもを授かるため、活動ペースを落とすことを選んだ。しかし、事態は思うようには進まなかった。1999年、彼女はキャリアを一時中断し、母親になりたいという願いを叶えることに専念すると発表した。当時すでに、夫との間に子どもを授かろうと6年間にわたって試みていたものの、成功には至っていなかった。セリーヌは、自然妊娠では子どもを授かれないと悟り、ニューヨークの不妊治療クリニックに頼ることになる。そう語るのは、9月2日にラルース社から刊行された著書『Céline Dion : Icône et femme de cœur(セリーヌ・ディオン:アイコンであり、心優しき女性)』の著者、エリザベット・レイノーだ。

「もう3回挑戦しました」

セリーヌ・ディオンはその後、ゼヴ・ローゼンワックス医師のもとで、長く、身体的にも精神的にも負担の大きい体外受精の治療を始める。「数週間にわたるホルモン注射による治療、その後、卵子を採取し、体外で受精させてから、子宮に戻すのです」と著者は説明している。身体はすっかり大きな変化を強いられたが、決して諦めなかった。どんな犠牲を払ってでも、母親になるつもりだったのだ。治療は功を奏し、妊娠した。2001年1月25日、パームビーチでレネ・チャールズが誕生した。当時、彼女は32歳、夫は58歳だった。しかし、たくさんの子どもを持ちたいという彼女の願いが消えることはなかった。一方で、歌手としての活動にも再び戻る時が来ていた。彼女が再び体外受精に取り組む時間を持つまでには、そこから約10年を待たなければならなかった。再びローゼンワックス医師を頼ったが、最初の試みは失敗に終わった。歌手は流産したのである。

しかし、彼女は諦めることなく、2年近くにわたって何度も治療を繰り返した。そして、再び妊娠に成功したのは、5回目の体外受精でのことだった。2010年、ケベック出身のこのスターはABCニュースに対し、次のように語っている。「何にも代えがたい喜びです。実は、一度流産を経験したんです。その後3回挑戦しましたが、うまくいきませんでした……。そして5回目の挑戦。さあ、いよいよです!」妊娠の知らせを伝えるために医師が電話をかけた際、「(セリーヌが)くすくすと笑う声が聞こえました。彼女はとても喜んでいましたし、ルネも同様でした。ふたりとも心から感謝していました」と、医師は2009年に「ピープル」誌に明かしている。超音波検査では3つの胚が生きていることが確認されたが、そのうちの1つは最終的に生き残らなかった。そして、2010年10月23日、セリーヌは帝王切開により、双子のエディとネルソンを出産した。

「いつも率直に話してきました」

母親になるための闘いを、セリーヌ・ディオンは決して隠してこなかった。「私はいつも率直に話してきました。自分の置かれた状況に向き合う私のやり方は、一歩ずつ前に進むことです。子どもを授かりたい、もう一度親になりたい、再びこの祝福を授かりたいと願うことは、とても素晴らしいことです。そして私にとって、こうしたことを分かち合うのは、同じ経験をしているほかの女性たちとつながりを築くことでもあります」と、彼女は「ABCニュース」に語っていた。

現在、セリーヌ・ディオンは、2016年に夫のルネを喉頭がんで亡くした悲しみを抱えながらも、子どもたちに恵まれ、充実した日々を送っている。「母親になる機会とその祝福を与えられた私たちは、とても幸運だと思います。子供を授かるということは、まるで自分の中に別の心が育っていくようなもの。ある意味、2つ目の心を持つことになるのです」と、彼女はかつて語っていた。レネ・チャールズ、エディ、ネルソンという子供たちを持つ彼女には、実際には4つの心があると言えるだろう。

From madameFIGARO.fr

※この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

  • text: Leonie Dutrievoz (madame.lefigaro.fr)
  • translation: Hanae Yamaguchi