パリ暮らしの先輩たちに学ぶ。
「パリに旅してみたい!」と思う人は昔から多いですが、フィガロジャポンの36年以上の歴史の中でも何度も行っていた特集が「暮すようにパリ案内」。旅人として観光名所や素敵なレストランを訪れるだけでなく、フランスのアールドゥヴィーヴルに憧れてこの街に来たからには、住人たちがどんな日常を送っているのか、そっちのほうが知りたい!という目線で作った街ガイドでした。
そして最新号の11月号(9月18日発売)で試みたのは、「パリ移住計画」。パリを愛して暮らすことを決断した人たちが、現在どのような生活を送っているのか、移住の先輩たちを取材しました。


故国を離れて外国で生活する時に、仕事はどうするのか? 結婚はどういう形になるのか? 憧れの土地で、その文化を深堀して学ぶ機会は開かれているのか? 生まれた国と異なる風習は? 子どもが生まれたらどうする?など、さまざまなことが起き、気づきがあり、対応力が育まれます。本特集では、クリエイティブな仕事をしている方々を多く紹介しましたが、自身の趣味を突き詰めて渡仏した方、勤め先の会社の都合や欧州へのアプローチのためにパリ暮らしをする方々も紹介しています。

俳優の杏さんは、フランスと日本を中心に世界中で活躍しています。環境が違う場所で生きることにとてもフラットで行動的で、その軽やかな生き方はインタビューを読むと至極よくわかります。

母娘ともにパリやフランス文化を愛する内田也哉子さん&内田伽羅さん。お話のなかで、「チャレンジ」「自由」という言葉がよく出てきました。不便さまでも愛しく感じながら、予定が狂うパリをのびのびと生きる、そんな姿勢には背中を押される読者も多いはず。

好きな仕事を選び、好きな仕事を発展させるために、パリ駐在員という人生の時間を選んだ女性たちを4人紹介しています。化粧品、ワイン、百貨店、和菓子メゾン。渡仏してから新しい交友関係が広がったというコメントが多かったのが印象的です。狭い世界に留まらず、新しい友人や知り合いを増やしていくアクティブな生活が素敵。
ほかにも、これまでのフィガロジャポンのパリ特集を支えてくれたたくさんのパリ移住者たちのリアルを紹介しています。子育てに優しい街、という声が多く、「友人になるとめちゃくちゃ優しい、パリジャン&パリジェンヌ」という言葉も。大人の留学先や、生活あるあるインフォメーションなど、ページをめくってふむふむと愉しんでいただけたら幸いです。
のん、JUNON、髙橋海人——ファッションとアートの競演。
今号の10ページファッションはニットにフォーカス。良質かつ長く愛でられるニットアイテムを買うなら今年が最適です! ベーシックな名品、デザインコンシャス、アクセサリー、日本ブランドなどさまざまな視点からto buyに役立つものを選びました。

のんさんにロエベのモードストーリーでご登場いただきました。

担当者曰く、のんさんご自身がページのレイアウトデザインなどにも積極的に意見を出してくれ、そののんさんのアイデアに基づいてページ構成をしました。洋服を見せるだけでなく、イマジネーションを届けたいという願いが、今シーズンのロエベのカラフルな色彩とリンクしています。
連載HOMMEではBE:FIRSTのJUNONがモードストーリーに挑戦。ふわもこアイテムもJUNONさんのキュートな表情でより美しく着地しました。SNSでは、ちら見せした目次ページから「小窓のJUNONがかわいい」とたくさんの方々からメッセージがあり、人気ぶりをうかがわせます。1983年に公開された『竜二』はヤクザ映画の名作ですが、そのリメイク版『RYUJI竜二』が柳楽優弥さん主役で10月20日より公開されますが、舎弟のひろし役をJUNONさんが演じます。映画へのいきごみはもちろん、JUNONさん自身が自己分析しているコメントが豊富なインタビューなので、ファンの方々は熟読必須です。

髙橋海人さんも、ご自身の想像上のバディ(?→バディという表現が正しいとは言い切れませんが…‥詳しくはインタビューをお読みください!)「セロル」と、クリエイティブに関して想いをたっぷりと語っていただきました。先日、ミラノコレクションに降臨したばかり、まさにエトロを纏ってスタイリッシュなモード写真も堪能ください。
フィガロジャポン本誌編集長 森田聖美