「普通のことだよ」バーバラ・パルヴィン、産後6週間でランジェリー姿を披露。早期復帰に賛否。

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娘を出産してからわずか6週間で、ヴィクトリアズ・シークレットのファッションショーのランウェイに登場したハンガリー出身のモデル、バーバラ・パルヴィン。その姿はいまなおSNS上で大きな反響を呼んでおり、出産後の女性をこのように見せることの問題点をめぐる議論が再燃している。

バーバラ・パルヴィンの華々しいランウェイ復帰が、依然として大きな話題を呼んでいる。出産からわずか6週間後の10月18日(日)、33歳の彼女は、ヴィクトリアズ・シークレットの「エンジェル」たちに交じり、美しいランジェリーとハイヒールを身にまとってランウェイに登場し、注目を集めた。会場の観客からは大きな称賛が寄せられたものの、SNS上では賛否が分かれている。現在、多くの女性たちが産休期間の延長(フランスでは第1子出産の場合、産後10週間と定められている)を求めるとともに、妊娠・出産に伴う身体の変化を社会がより寛容に受け入れるよう訴えている。こうしたなか、産後間もない時期にランウェイ復帰を果たしたハンガリー出身モデルの「パフォーマンス」は、どれほど見事なものであったとしても、出産後の女性にかかるプレッシャーをめぐる議論を再燃させることとなった。

個人の選択が、社会の理想になるとき

バーバラ・パルヴィンは、出産後まもなく仕事に復帰することを選んだ。彼女は「ページ・シックス」のインタビューで、早期復帰が実現したことへの喜びを語っている。また、順調に回復できたのは、徹底した健康管理のおかげだとし、ユーモアを交えてこう述べた。「みんなには『普通のことだよ』って伝えています。アメリカの産休期間は6〜8週間ほど。明日でちょうど産後6週間になるので、私はただ、みんなと同じことをしているだけ。まあ、私の場合はそれがランウェイを歩くこと、という違いはありますけれど!」彼女のこの選択は多くのファンから支持され、インスタグラムには称賛のコメントが数多く寄せられた。特に、母親になったモデルたちにもランウェイを歩く機会を与えたランジェリーブランド、ヴィクトリアズ・シークレットの姿勢を高く評価する声も相次いだ。

「産後6週間。彼女は美しい」バーバラ・パルヴィンのインスタグラムアカウントに寄せられたコメント。
7810回以上「いいね!」されている。@realbarbarapalvin / Instagramのスクリーンショット
「バーバラ、あなたは美しい。そして、産後6週間の母親であっても、アフロディーテのように輝けるということを見せてくれてありがとう」バーバラ・パルヴィンのインスタグラムアカウントに寄せられたコメント。
@realbarbarapalvin / Instagramのスクリーンショット
「産後6週間という大変な時期でありながら、子宮内膜症とも勇敢に闘う戦士!」
バーバラ・パルヴィンのインスタグラムアカウントに寄せられたコメント。
@realbarbarapalvin / Instagramのスクリーンショット

問題となるのは、個人の経験が、いつの間にか社会全体の理想的なモデルとして受け止められるようになることだ。バーバラ・パルヴィンの経験が大きく取り上げられることで、本人の意図とは裏腹に、「出産後はできるだけ早く以前の生活リズムや体型を取り戻すべきだ」という考えが強まり、産後の母親たちにさらなるプレッシャーを与えかねない。母親たちはすでに、出産後の身体を回復させ、赤ちゃんとの絆を育み、自分自身の身体を取り戻すために、十分な時間を確保しようと懸命に努力している。本来、そうした回復に時間をかけることに、後ろめたさを感じる必要はないはずだ。こうしたなか、SNS上では、パルヴィンのケースはあくまで例外的なものであり、一般的な基準として捉えるべきではないと指摘する声も上がっている。

「こんなの当たり前になっちゃ駄目。これは女性が強いって証拠じゃなくて、社会の仕組みが女性に対してどれだけ酷いかってことの現れよ。出産してから2年間は産後の状態なんだから。アメリカは、この地球に生まれてくるすべての人を創り出している存在に対して、もっとちゃんとした対応をするべき」@memequeen / Instagramのコメント
「皆さん、忘れないで。彼女には料理や運動をサポートしてくれる人たちがいるんです。これを『すべての女性』の当たり前にしちゃ駄目! 産後で一番大切なのは、周りからどう見えようと、自分と赤ちゃんのケアをすること。サポートチームがついている女性を見るのは嬉しいけれど、すべての女性にそんな環境があるわけじゃないんです。自分の状況を他の人と比べないでね」
@memequeen / Instagramのコメント。
「出産したばかりのお母さんにとって、6〜8週間(の休暇)なんて文字通りどうかしてるよ。新米ママが仕事を再開するのに6〜8週間じゃ全然足りないし、体の回復や生まれたばかりの赤ちゃんとの時間を楽しむこと以外に、何か他のことをするなんて到底無理な話よ」@memequeen / Instagramのコメント。
「彼女はキラキラ輝いているし、仕事復帰が彼女自身の選択なら素晴らしいことだと思う! でも、どんな選択をしたとしても、すべての新米ママが同じように立派で価値がある。産後6週間で、ありとあらゆる感情に振り回されながら、疲れ果てていても昼夜問わず赤ちゃんをあやし、自分の体が変わってしまって戸惑っているすべての人たち(それが大多数なんだけど)に思いを馳せてしまうな。これだけ多くのものを抱えてがんばってきた母親たちと、その体に感謝と優しさを」インスタグラムのコメント。

一方、もっと広い視点からこの問題を捉えるべきだと訴える人々もいる。バーバラ・パルヴィンがこれほど早く仕事に復帰したことに「賛成」か「反対」かを議論するのではなく、そもそも女性の身体は、どのような形であれ、他人からあれこれ評価されたり、コメントされたりするべきではないと指摘しているのだ。あるSNSユーザーも、投稿のコメント欄で「女性同士、お互いを誇りに思いましょう」と呼びかけている。

いずれにしても、今回のブランドとモデルの行動が、議論を巻き起こしたことは確かだ。その締めくくりにふさわしいのは、あるSNSの投稿に寄せられた、こんなコメントかもしれない。「みんなで産後の自分の写真をシェアして、どんな身体も素晴らしいと称え合いましょう!」その言葉には、ハートと拍手の絵文字が添えられていた。

From madameFIGARO.fr

※この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

  • text: Bénédicte Magen (madame.lefigaro.fr)
  • translation: Hanae Yamaguchi
  • photography: Aflo