ライラ・モスが大胆なシースルートップスを纏い、サンローランのファッションショーへ。

2025年6月24日にパリで開催されたサンローランのファッションショー。フロントロウにケイト・モスの娘、ライラ・モスが大胆なスタイルでやってきた。

「透け感のことなら昔からよく知っている。大事なのは、秘めた部分を保つことだ」と、イヴ・サンローランはかつて語っていた。6月24日に開幕したパリのメンズファッションウィークで、デザイナーのメッセージをライラ・モスはとても真剣に受け止めたようだ。2026年サンローラン春夏メンズコレクションは今回もパリの「ブルス・ドゥ・コメルス」で開催された。ケイト・モスとジェファーソン・ハックの娘、22歳のライラ・モスは、透けるトップスのエアリーなルックでセンセーショナルに登場した。

2020年10月6日のミュウミュウのショーでモデルデビューしたライラはこの日、長いブロンドヘアを風になびかせながら登場した。ぴったりと体にフィットするトップスは完全に透けている。これにローズウッドのシルクガザール製「カスケード」スカートを合わせた。このミニ丈スカートはフリルのように端を折りかえしてあり、アシンメトリーカットで後ろは長いトレーンとなっている。アクセントはウェストのボルドー色のベルト、足元はサテンのポインテッドトゥパンプスだ。

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この母にしてこの娘あり

会場内でライラは、モデル仲間のアントワーヌ・ヴァルドネールとユーゴ・ダケの横に座った。このふたりはブラックスーツに白いシャツ、ストライプのネクタイでシックに決めている。3月11日にパリで開催された前回のサンローランのコレクションで、ライラ・モスは、コットンツイルのオフショルダーギャザーミニドレスでやってきた。1967年以降、サンローランがショーで取り上げて人気を呼んだ「サファリジャケット」にインスパイアされたデザインだった。その晩、娘に同行していた母ケイト・モスは、真っ黒なタキシードにドレープの入ったドット柄の透けトップスをのぞかせていた。エレガンスと官能性を両立させる術にどうやらモス母娘は長けているようだ。

From madameFIGARO.fr