ケイト・モスの美しさを継ぐ娘ライラの素顔とは?

Culture 2021.09.29

ケイト・モスの娘が、9月21日に開催されたロンドン・ファッションウィークで、リチャード・クインの真っ赤なジャンプスーツを着てランウェイを歩いた。19歳の誕生日を迎えた彼女の素顔とは?

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ロンドン・ファッションウィークのリチャード・クインのショーで赤いジャンプスーツを着るライラ・グレース・モス。(2021年9月) photo : Getty Images

彼女の母親であるケイト・モスはファッション・アイコン、父親のジェファーソン・ハックは、ファッション誌「デイズド & コンフューズド」の発行人だ。そんな影響力のある両親を持つライラ・グレースは、常にファッションの世界に身を置き、その中で進化していくことを運命づけられていた。

9月21日、若きライラは、フロントロウよりもランウェイにいることに慣れている母親が見守るなか、ロンドン・ファッションウィークで、英国人デザイナー、リチャード・クインのショーのランウェイを歩いた。

しかし、2002年生まれのライラ・グレース・モスは、当初、モデルの仕事はあまり好きではなく、「ファッションデザイナーになるかもしれない」とミラー紙に語っている。彼女は幼い頃から、母親の服選びにとてもはっきりと意見した。幼いライラは、「ママ、その格好はおかしいよ。それはやめて。それはひどいわ」とはっきり述べていたとケイト・モスはテレグラフのインタビューで明かしている。「彼女は大抵正しいわ。娘が『ママ、すごくいいね』と言ってくれたら、『ああ、そっか』って納得するの。だって、彼女はめったに私を褒めてくれないから」と付け加えている。

ライラ・モスは、プライバシーを守られて幼少期を過ごした。12歳の時、自分がファッションの世界にいることを意識し始める。しかし、それは「モデルとしてではない」とミラー紙に語っている。

その1年後、イタリア版「ヴォーグ」の表紙で、母親と一緒にポーズをとった。陶器のようなポーセリン肌、突き出た頬骨、緑色の猫目など、その顔は若き日のケイト・モスと同じ特徴を持っている。

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未来への期待

それから5年がたち、9月29日、19歳の誕生日を迎えたライラ。2018年にマーク ジェイコブス ビューティの顔として正式にモデルデビューを果たし、ファッションフォトグラファーのティム・ウォーカーによる撮影で父親が発行する雑誌に登場した。2020年には、パリ・ファッションウィークで初めてランウェイを歩き、ミュウミュウの春夏コレクションのショーのオープニングとクロージングに登場した。そして今年の1月には、フェンディの2021年春夏コレクションのショーで母親と一緒にランウェイを歩いた。

地に足をつけて、少女は一歩ずつ進んでいく。イギリス人のティーンエイジャーであるライラは、母親同様、その慎重さで知られている。SNSでは仕事の画像やプライベートの一部をシェアするにとどめ、日常的な露出は避けている。現在、彼女はキャリアの開拓に集中しているようで、特定のボーイフレンドはいない。

 

 

このようにして花開いたキャリアは、両親の夢ではなく、彼女自身の夢となった。「夢のランウェイにデビューさせてくれてありがとう」とミュウミュウのデジタルショーの最後にメッセージを寄せたり、「夢がかなった」とマーク ジェイコブスの新しい香水パーフェクトの広告キャンペーンの発表会で述べたりしている。考えを変えること、そして夢をかなえるのはいつでも可能なことを彼女は証明している。

text : Mathilde Seifert (madame.lefigaro.fr), traduction : Hanae Yamaguchi

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