フィガロでもおなじみ、ベルギー人ファッションデザイナーのドリス・ヴァン・ノッテンが、2017年3月に、自身のブランド、ドリス ヴァン ノッテンのメンズ、ウィメンズ合わせて100回目となるショーを開催。彼の1回目から現在にいたるまでのすべてのショーを収めた回顧録となる本が、この9月から、ベルギーとオランダを皮切りに、世界各国で出版される。
100回のショーは、1~50回目までと51~100回目の2部構成でまとめられており、今でも語り継がれる数々のショーを、未公開写真とともに公開。彼の類稀なるクリエーション・プロセスは、アートや映画、音楽や舞台芸術といったさまざまな分野のクリエイティブな世界からインスピレーションを受けたもの。比類なきファブリックやプリント、刺繍、色への革新やそれらへの審美眼で高く評価されているコレクションには、彼の造詣の深さが反映されている。この2冊の本では、ランウェイからバックステージ、インビテーションから、選び抜かれたショー会場やその舞台演出にいたるまで、なんと2000枚以上の写真とともに余すところなく紹介し、それぞれのコレクションに込められた思いをとらえ、記録した、デザイナーの作品とその美学的な表現方法を掘り下げたものとなっている。
「私は、この本はこれまでの私の過去を讃えるためのもの、というアイデアが気に入っています。何故ならこれからは、未来とデザイナーとしてよりいっそう進化していくことだけにフォーカスできるから。以前、50回目のショーを記念した本を出版していたので今回の100回目もごく自然な流れだったと言えるでしょう。100回目のショーというのはまさに “お祝い”であり、このショーをこれからも記憶にとどめておきたかったのです。初めの50回のショーを1冊目に、51回目から100回目までのショーを2冊目に収録した、2冊でひとつの作品と言えます。ショーだけではなく、ショーを取り巻くすべてのものについて、テキストや写真を通してひとつひとつのショーのストーリーやインスピレーションを思い出し、理解することができるのです。これまでのすべてのショーをこのようにひとつにまとめることができたことをとても嬉しく思っています」とドリス・ヴァン・ノッテンは語っている。ファンはもちろん、クリエイティブな世界を愛し、それに関わる多くのひとに手に取ってほしい、永久保存版だ。

ショーのひとつひとつには、著名ジャーナリストによる解説が添えられている。ウィメンズでは、スザンナ・フランケル、メンズではティム・ブランクスが、それぞれのコレクションのインスピレーションやクリエーション、その背景やストーリーについて記述。『Dries Van Noten 1-50』Dries Van Noten with Susannah Frankel & Tim Blanks著(英語テキスト)Patrice Stable撮影 10月日本発売予定 価格未定

『Dries Van Noten 51-100』Dries Van Noten with Susannah Frankel & Tim Blanks著(英語テキスト) Marcio Bastos撮影 10月日本発売予定 価格未定

2冊が特別仕様のケースに入った限定版は、日本国内のドリス ヴァン ノッテンのショップや一部百貨店コーナーで購入可能。『Dries Van Noten 1-100』Dries Van Noten with Susannah Frankel & Tim Blanks著(英語テキスト) Marcio Bastos 撮影 10月日本発売予定¥19,980
texte:NATSUKO KADOKURA
この記事の元URL: https://madamefigaro.jp/fashion/170901-dries-van-noten-100show.html