冨永愛、2022年のY2K。

いま再燃する00年代ファッション。このムーブメントは、無数の可能性と明るい未来への期待でキラキラと輝いていた、パワフルなあの時代への憧憬だろうか。40歳を迎える冨永愛が、Y2Kスタイルに身を包み、渋谷の街を再び闊歩する。

2000年5月。ルーズソックスにマイクロミニ丈のスカートという出で立ちで、レイモンド・メイヤーによって撮影された一枚のポートレートが、冨永愛のモデルとしてのキャリアの始まりだった。20年、ミュウミュウによって提唱されたのは、Y2Kのムードを漂わせた新たなベーシック。ハサミを入れ、裾を大胆にカットアウトしたかのようなシャツで、大人のモードを纏いたい。
クロップトニット￥187,000、シャツ￥102,300（ともに実際の商品は丈が長いデザインで展開）、チノミニスカート￥104,500、ショーツ￥35,200、ベルト￥63,800、シューズ￥143,000（すべて予定価格）/ 以上ミュウミュウ（ミュウミュウ クライアントサービス）　イヤリング￥913,000/カルティエ（カルティエ カスタマー サービスセンター）　ルーズソックス￥2,200/マキシム（ぽこ・あ・ぽこ）

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00年代のアイコンであるパリス・ヒルトンが好んだジューシークチュールのピンクのトラックスーツ。大人が着る最適解は、他のアイテムを黒でまとめること。インナーに合わせたブラトップとレザーのタイトスカートで、シックな余韻を漂わせて。
ヴィンテージベロアパーカ(パンツとセット)￥16,500/ジューシークチュール（フェイス）　ブラ￥26,400/トム フォード（トム フォード ジャパン）　レザースカート￥385,000（予定価格）/セリーヌ バイ エディ・スリマン（セリーヌ ジャパン）　チャームネックレス275ドル、ハートチェーンネックレス175ドル/ともにMarland Backus

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90年代後半のレイブカルチャーの流れで、カーゴパンツがトレンドだった00年代。迷彩のセットアップのインナーには、繊細なチュールのトップを忍ばせて。ボトムから覗かせたショーツで、あの時代の空気感を纏おう。
ジャケット￥313,500、スニーカー￥105,600/ ともにセリーヌ バイエディ・スリマン、パンツ￥104,500（予定価格）/セリーヌオム バイ エディ・スリマン（以上セリーヌ ジャパン）　クロップトトップ￥51,700/アレキサンダーワン　イヤリング￥49,500/スワロフスキー・ジュエリー（スワロフスキー・ジャパン）　チョーカー￥17,600￥4,290/ケイティ　ショーツ￥1,320/ パリス インターナショナル、ルーズソックス￥1,760/ソック ドリーム（ともにぽこ・あ・ぽこ）

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フィット&フレアなデニムのシルエットに、クロップト丈のジャケットをさっと羽織る。フロントにファーをあしらったミュールで、00年代風をトッピング。ユース向けという印象のあるY2Kも、こんなムードで纏えば大人も取り入れやすい。
ジャケット￥363,000、デニムパンツ￥126,500、イヤリング￥66,000（予定価格）、ネックレス￥137,500、ポーチ￥79,200（予定価格）、バングル（左）￥121,000、（右）（参考商品）/以上サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ（サンローラン クライアントサービス）　カットアウトトップ￥99,000/ステラ マッカートニー（ステラ マッカートニー カスタマーサービス）　ミュール￥108,900/アレキサンダーワン

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00年代に一世を風靡した、へそ出しスタイルも完全復活。セレブリティのような楽観的なスタイルは、スポーティなムードでさらりと纏いたい。ベースカラーをホワイトでまとめることで、ブルゾンにあしらわれた「FF」ロゴとグリークキーモチーフが際立つ。
ブルゾン￥264,000（予定価格、5月中旬発売予定）/ ヴェルサーチェ バイ フェンディ、セットアップ￥242,000（予定価格、5月中旬発売予定）/フェンディ（ともにフェンディ ジャパン）　イヤリング￥940,500/カルティエ（カルティエ カスタマー サービスセンター）　レッグウォーマー￥1,540/インテルメッゾ（シルビア 新宿サブナード）　スニーカー￥16,500/ナイキ スポーツウェア（ナイキ カスタマーサービス）

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色とりどりの大粒のビジューが贅沢にあしらわれた、ラグジュアリーなデニムセットアップ。煌めくシャイニーなビュスチエをコーディネートして、アッパーな気分でデニムを纏おう。
デニムジャケット￥561,000、デニムパンツ￥295,900、ショーツ￥22,000/ 以上ドルチェ&ガッバーナ（ドルチェ&ガッバーナ ジャパン）　ビュスチエ（参考商品）/セリーヌ バイ エディ·スリマン（セリーヌ ジャパン）　イヤリング￥913,000/カルティエ（カルティエ カスタマー サービスセンター）　バケットハット￥42,900/アレキサンダーワン　ネットストッキング￥1,760/ミュージック レッグス（ぽこ・あ・ぽこ）　ミュール￥223,300/ロジェ ヴィヴィエ（ロジェ ヴィヴィエ ジャパン）

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Y2Kの象徴といえるチェック柄を大人が取り入れるなら、グレンチェックを選択。マイクロミニ丈のボトムスも、ハイソックスとブーツを合わせて素肌の面積を減らせば、ぐっと着こなしやすい。
ジャケット￥581,900、ショートパンツ￥290,400/ ともにジバンシィ（ジバンシィ表参道店）　クロップトシャツ￥115,500、ブーツ￥154,000（ともに予定価格）/ともにセリーヌ バイ エディ・スリマン（セリーヌ ジャパン）　チャームネックレス275ドル/Marland Backus　ロングネックレス￥24,200/クローゼット（H3Oファッションビュロー）　ヴィンテージネクタイ￥4,290/ウィスラー　ハイソックス￥440/キング オリジナル（ぽこ・あ・ぽこ）

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ティーンエイジエモーションを抱いた、大人のグランジスタイル。Y2Kの定番アイテムであるランジェリー風のスリップドレスは、Tシャツを合わせ、素足にヴァンズを突っかけ、ラフに着崩したい。
チェックシャツ￥69,300/ディースクエアード（ディースクエアード/スタッフ インターナショナル ジャパン クライアントサービス）　キャミソールドレス￥73,700/アレキサンダーワン　Tシャツ￥151,800（予定価格）/ドルチェ＆ガッバーナ（ドルチェ＆ガッバーナ ジャパン）　キャップ￥56,100（予定価格）/セリーヌ バイ エディ・スリマン（セリーヌ ジャパン）　チャームネックレス 各275ドル/ともにMarland Backus　ビーズネックレス￥33,000/ アンブッシュ®︎（アンブッシュ® ワークショップ）　スニーカー￥10,450/ヴァンズ（ヴァンズ ジャパン）

＊「フィガロジャポン」2022年6月号より抜粋