【Weekly連載 7】相手を想うお土産の選び方・想わない選び方。
caoの心の育て方。
連載「caoの心の育て方。」。いつもとちょっと違った考え方をしてみると、心がぐっと元気に軽くなる。そんな話を一緒に読みたい記事と併せてご紹介中。連載では大きなテーマを複数回に分けて、さまざまな角度からアプローチ。最初のテーマは「旅」、連載7回目はお土産選びこと。
前回のお話はこちらへ▶身に着けるもので、旅を楽しむ。
caoさんの紹介はこちらから。
さぁ、楽しい旅もそろそろ終わり~
終わりってさびしいですの~
ンニャ、さびしくないっ
きっとお土産を買って帰りますよね。
でしたら、まだまだ続く旅のワクワク~。
お土産についてのお話をしましょう。
お土産選ぶときのポイント。
それは、お土産を渡す相手の笑顔をどれだけ思い浮かべられるか、その人を想って選ぶか、というのが大切。
旅のあいだにあなたの感じた気持ちがどれだけ相手に伝わるか、その気持ちを添えられるかどうかが大事。
上司や同僚、友達や家族など、あなたの手からその方に手渡すシーンを思い浮かべてみましょう。
あの人に何をあげよう、という選び方よりも、「これ、あの人にあげたいな」とふと思った瞬間に、それがお土産になる。そんな感じの選び方が、相手を想っての選び方。
一方で、私はここに行ってきましたーっという気持ちをみんなで楽しもうという、渡す相手がたくさんのお土産を選ぶこともありますね。
日本は昔から、お土産文化があったんです。
当時はおふだや、通行手形だったり、旅館で身につけた足袋、そういうものがお土産になっていました。
お土産話になる品々を村に持ち帰って、旅の話をあれこれしながら、持ち帰った品々を必要な誰かに渡していたのですよね。
こういう、みんなで楽しもうというお土産を選ぶ場合は、あなたがその旅で特に印象に残っているものを選ぶといいですよ。
旅の想い出話をするとき、そのお土産によってそのときの感動を伝えられるようなもの。
たとえば、それがその土地のガムだったり、ちょっとした飾りだったり、様々ですね。あなたがその土地で何を感じたかを大切にしてみましょう。
---fadeinpager---
自分へのお土産を選ぶ場合も、このお土産があるからしばらく楽しめる、などあなたの気持ちが膨らむかどうかが大事。
お土産の金額は関係なく、誰かへ渡すにしても渡さないにしても、旅であなたが何を感じていたかの心を形にして品を選ぶ、そんな感じ。
そうすると、帰ってから旅の話を誰かにする時、話し下手でも話し上手でも、旅で感じた何かがお土産からも自然と伝わりますよ。
伝えたくなきゃ、それはそれでね。
伝えない、を伝えましょ。
伝えないは簡単。黙っていても伝わっちゃいますから。
ちょっとだけお土産に気持ちを添えてお裾分け。
それがスペシャルなお土産になるのではないかな。
おまけ・caoさんの一言占い
一日一笑い!笑いは幸せの呼び水。
いつからか動物や植物など、言葉を使わないコミュニケーションが得意(なのか?)。そんな風になんとなく毎日を楽しんでいるちっぽけな光の欠片。www.instagram.com/cao.yuru
【旅のお土産探しに】
太陽の光と豊かな自然に恵まれ、四季折々の食材が豊富な尾道。この土地で、作り手たちが熱い思いを込めて、丁寧な手仕事で仕上げたおいしいお土産を、たくさんの思い出とともに持ち帰りたい。
センスのいい台南のデパートや、名所旧跡でしか巡り合えないお菓子など、ここならではのとっておきをお土産に。
イタリア好きが選んだ、日本への手土産リスト。【後編】
イタリア好きの人たちが日本に持ち帰る手土産ってどんなもの? 料理家、スタイリスト、コーディネーター、フォトグラファーといった、フィガロジャポンで活躍するスタッフに教えてもらいました。
illustration : MARIKO ENOMOTO