【パリのおすすめアドレス】サンローランの新店舗、気品漂う新空間で楽しむショッピング。

シャンゼリゼ通りとセーヌ川の間に位置するモンテーニュ通りに、アンソニー・ヴァカレロのディレクションのもとサンローランが新店舗をオープン。

シャンゼリゼ旗艦店のより親密な拡張として2年以上をかけて構想されたこの場所は、同じ設計上の厳格さと明快なデザインコードを受け継ぎながら、アドレスそのものを新たに再解釈し、より静寂で親密な表現へと昇華した。 

伝統ある街並みやメゾンのスピリットを引き継ぐモダンな空間に。

3フロアから成り立つブティックには、開放的で落ち着いた空間、美術館のような空間など連なる部屋で構成。コレクションのリズムを引き立てる設計で、"研ぎ澄まされたライン、抑制された緊張感、控えめでありながら確かな存在感"というヴァカレロの明確なビジョンを提示した。最上階にはモンテーニュ通りを望むプライベートサロンが設けられ、よりパーソナルな体験を提供。緑が施されたテラスでは、8区の中心にありながら静寂のひとときをもたらしている。

家具やアートピースは、メゾンが培ってきた文化遺産を空間に根付かせ、ムッシュ・サンローランの蒐集家としての精神を想起させるシグネチャーピースをセレクト。スー＆マールのアームチェア、ポール・ポワレ（アトリエ・マルティーヌ）のデイベッド、フランソワ＝グザヴィエ・ラランヌのテーブルのほか、ジャン＝ミシェル・フランク、シャルロット・ペリアン、ヨゼフ・ホフマンによる作品など、センスよく配置されている。 

空間と呼応する、マーク・ブラッドフォードによる未公開作品を含むピノー・コレクションのアートワークも。メゾンのコンテンポラリーアートへのコミットメントをあらためて示している。

ブティックでは、ウィメンズ・メンズのプレタポルテをはじめ、レザーグッズやシューズ、アクセサリーからファインジュエリーまでの全ラインナップを、緻密にコントロールされた光と空気感の中で展開。

伝統ある格式高い建物が並ぶ美しい通りに誕生した新たなブティック、パリ観光の予定に組み込んでみては？

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今度のランチは、サンローランでスシをつまむ？