【篠原ともえ連載Vol.21】「輝き」をコンセプトに衣装をつくる。

資生堂 クレ・ド・ポー ボーテの美容液「ル・セラム」の10周年を記念したPOPUPイベント「輝きの原点にもどる鍵」に出席させていただきました。

光り輝くパッケージのイメージに合わせ、空間に合うといいなとイメージしながら、この日のためにデザイン・制作したオリジナルの衣装をまとって参加させていただきました。

多面的に輝くオーロラのような衣装をつくりたく、微妙に色を変えながらペールトーンのシルクをレイヤード。残布をなるべく出さないようにシカクいパターンを組み合わせ仕上げています。生地のよこ糸を一本一本手作業で抜いて、軽やかさを演出してみたりと、会場へ行くのを楽しみに、想像を膨らませ心を込めて創作しました。

会場内の体験型ブースでは、ミクロの世界へと導かれるような演出からはじまり、光の中で輝く「ル・セラム」のボトルが並んだインスタレーションを堪能できるなど、空間づくりは圧巻でした。

「輝きの原点にもどる鍵」というコンセプトも素敵ですよね。クレ・ド・ポー ボーテはフランス語で「肌の美しさへの鍵」という意味を持つのだそう。この日は会場のナレーションに耳を傾けながら、美しい時間を過ごさせていただきました。

とてもクリエイティブで鮮やかな世界観を満喫させていただきました。衣装も空間に合った時気持ちが高まり、やはり私の原点は「ものづくり」なのだなと気づくことのできた体験でした。是非みなさんも、この特別な時間を体験しに足をお運びいただけたらと思います。自分の原点の鍵が見つかるかもしれません。