クリストフルのテーブルウェア、地中海沿岸・リヴィエラの明るい太陽が食卓に。

Paris

昨年パリの装飾美術館で1830年からの歴史を辿る壮大な展覧会が開催された、銀器でおなじみのメゾンChristofle(クリストフル)。カトラリーのシリーズのひとつマルメゾンはナポレオン皇妃ジョゼフィーヌが暮らしたパリの西部のシャトーから名をとったコレクションで、ウォーターリーフとパルメットが織りなすエンパイア様式を取り入れていて、20世紀初頭からクリストフルにいまも受け継がれている。

メゾンを象徴するこのマルメゾンのパルメットのモチーフを再解釈した磁器のコレクションMalmaison Imérial (マルメゾン・アンペリアル)が2022年に生まれ、そしてこの春には新たにMalmaison Riviéra(マルメゾン・リヴィエラ)がクリストフルから発表された。手描きされたグラフィックでモダンなモチーフのレモンイエローの明るい色彩は、まるでリヴィエラの太陽のように食卓を輝かせる。たとえプレート1枚あるいはマグカップひとつだけでも、南フランス風サマーライフの喜びを食卓にもたらしてくれそう。明るくシンプルなモチーフは複数あり、それらをミックスする楽しみもある。南フランスの料理に限らず、あらゆるタイプの料理に似合いそう。もちろん和食にも。

15アイテムからなるマルメゾン・リヴィエラ。ナプキンリング、プレースカードなどのシルバーウェアの輝きと素敵なハーモニーを奏でるコレクションだ。photography: Mariko Omura

大小のプレート、マグカップ、ケーキスタンド、朝食、ランチ、ティータイム……1日のあらゆる喜びの時間を彩る15点からなるコレクション。その撮影のために選ばれたのはカンヌの高台に1919年に建築されたシャトー・ドゥ・ラ・クロワ・デ・ガルドだった。フランス式アールドゥヴィーヴルを体現し、ベル・エポックの華やかなる時代を彷彿させる邸宅だ。 グレース・ケリーとケーリー・グラントが主演したアルフレッド・ヒッチコック監督『泥棒成金』の撮影場所としても有名で、南仏の名所のひとつに数えられる。ジャスミン、ミモザ、ラベンダーが香る25ヘクタールのイタリア式庭園から地中海の絶景ヘと連なる光景は圧巻である。クリストフルのマルメゾン・リヴィエラのコレクションを手にしてこのシャトーを思い描くと、素敵なテーブルセッティングのアイデアが浮かぶのでは?

マルメゾン・リヴィエラの洗練の食卓が似合うカンヌのChâteau de La Croix des Gardes( シャトー・ドゥ・ラ・クロワ・デ・ガルド)。

Christofle
9, rue Royale
75008 Paris
営)10:30~19:00(月〜木)、10:30~12:00、13:00~17:00(金、土)
休)日
https://www.christofle.com/ja_jp
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大村 真理子

madameFIGARO.jpコントリビューティング・エディター

東京の出版社で女性誌の編集に携わった後、1990年に渡仏。2006年から「フィガロジャポン」パリ支局長を務めた後、フリーエディター活動を再開。主な著書は『とっておきパリ左岸ガイド』(玉村豊男氏と共著/中央公論社刊)、『パリ・オペラ座バレエ物語』(CCCメディアハウス刊)。