シドニー・スウィーニーに「俳優としてのブランド危機」?! ドラマ『ユーフォリア3』の過激なシーンが物議。

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現在日本でもU-NEXTで配信中の米ドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』シーズン3。Z世代たちの混沌とした青春を描き、セックスとドラッグ、バイオレンスに満ちた物語でこれまでにもエミー賞を受賞するなど大ヒットして来たこの作品で、出演者のひとりであるシドニー・スウィーニーがヌードや過激な性的シーンを演じすぎていて俳優のブランドイメージに悪影響が出ると、複数の米メディアが報じている。

シーズン3でシドニーは、お金を稼ぐためにオンリーファンというアダルト系SNSにセクシーなコンテンツを配信するセックスワーカーを演じている。視聴者のリクエストに応えて赤ちゃんや犬のコスプレをしたり、使用済み(と見せかけた?)ショーツを売ったり。なりふり構わない仕事ぶりには現実のセックスワーカーたちから「私たちはあんな仕事はしない」とブーイングも上がっているようだ。そんな中、最終回目前の第7話では、シドニーがバストトップも露わに大胆なベッドシーンを演じた。

最終回を前に、米Fox News Digitalのインタビューでは危機管理専門家のデイブ・クアスト氏が「性的なキャラクターを演じることで、シドニーのブランドイメージの低下だけでなく、今後のキャリアを狭めることになる可能性がある」と警告している。「視聴者たちの議論が演技よりも役の性的な側面ばかりにフォーカスされることで、俳優としてのイメージまでもが固定されてしまい、オファーされるのも同じようなセックスアピールを売りにした女性ばかりになるのではないか、ということらしい。劇中でシドニーが演じるキャシーは大きなバストを強調する服を来てお金のためなら何でもする、軽薄な女性に見えてキャラクターには深みがないように思える。

視聴者たちはそれらの過激なシーンの大部分が「ドラマには不必要だった」と主張しているけれど、監督のサム・レビンソンは米『Hollywood Reporter』のインタビューで、「そのシーンはドラマにユーモアを加えるためのエッセンスだった」と説明。「赤ちゃんや犬のコスプレを撮影しているのは、メイドだという点が重要なのです」とレビンソン。

ただしクアスト氏はシドニーの露出は現在のエンターテインメント界で優位性を持つことであることには全面的に同意。「可視性は通貨とイコールです」と、シドニーのビジュアルの認知度は、彼女がプロデュースするランジェリーブランドも含むほぼすべてのことにおいて、確実に会話を生み出すことができる数少ない若手女優のひとりだと評価している。

実際にシーズン3を現在リアルタイムで視聴している私からすると、ベッドシーンで完全なるヌードになる必要があったかは甚だ疑問であり、いまや大スターとなったシドニーがそこまでしなくてもよかったような気はしている。しかしそんな彼女の体当たり演技も含めて目が離せないドラマであることは確かで、その一点から考えると、ドラマの出来については賛否両論あるものの、レビンソンのプロモーションは、今回も成功を収めていると言えるのだ。

  • text: Moyuru Sakai