これさえ知っておけば! 7つのヘアケアTOPICS 。
ふと誰かの後ろ姿を眺めた時、クシャッと奔放に散らかる髪を見て年齢を感じてしまうことはないだろうか。美容医療でピンと張った肌を手に入れても、髪がうねったりパサついていては台無し。髪色の選択肢はさまざまあるが、共通して手に入れたいのは艶やかで健康的な“言うことを聞いてくれる”髪。そんな普遍的な美髪を手に入れるためには何をするべき? 進化するヘアプロダクトやガジェット、プロの最先端ケアをチェック。
01. “白髪を作らせない”最前線。
ヘアサイクルをコントロールする毛包幹細胞の研究ラボを2008年にニューヨーク大学で立ち上げた伊藤真由美博士。近年では毛包の観察、追跡に細胞組織を生きたままリアルタイムに観察・追跡できるライブイメージングという手法が取り入れられ、白髪の研究が新たなフェーズに突入。
「毛を作る“毛包幹細胞”と、色を作る“色素幹細胞”は、実は髪の根元の中を動きながら働いています。近年は“ライブイメージング”という、生きた細胞をリアルタイムで観察する技術によって、その動きが詳しくわかってきました。特に色素幹細胞は、髪の根元の深い特定の位置にいる時だけ、髪に黒い色を与える細胞へと変化できることがわかっています。つまり、幹細胞が本来いるべき場所からずれてしまうと、うまく髪に色をつけられなくなり、白髪に繋がる可能性があるのです。また、炎症や紫外線などの刺激によって、これらの幹細胞の位置が変わったり、ダメージを受けたりする可能性も示唆されています。白髪を無理に抜いたり頭皮に強い刺激を与えたりせず、紫外線から髪や頭皮を守ることは、健やかな髪環境を保つうえで大切かもしれません」
02. 話題の成分トステアを正しく理解する。
美容のプロたちも注目しているヘアケア成分、トステア。2023年に特許が取得された新規成分で、アミノ酸と同じ構造なのが特徴。
「トステアには、毛髪のねじれやうねりを補正する、強度を高める、ストレートやカールの保持力を向上させるという3つの働きがあります。ほかの成分との違いは、カラー・ストレート・パーマなどの多様なデザインに対応してキープ力を上げるという点。熱で反応させることでより高い効果を発揮するので、ドライヤーやアイロン前の使用が特におすすめ」(ハホニコ広報 大槻綾)。
一度浸透すると毛髪内に定着するので、言うなれば“美髪貯金”ができるというわけだ。
03. 前髪カットで印象アプデ。
年齢を重ねてから挑戦するのは難しいと感じてしまう人が多い前髪。ヘアスタイリスト植田高史いわく、「トップのボリュームの減少や気になる中顔面の長さなど、年齢を重ねるうえで変化していくバランスを調整する選択肢として、“ワイドめな前髪”はやはり有効。いまはヘアカラーもスタイルも多様化していますし、NGと感じずぜひトライを」

年齢とともに変化する髪悩みに寄り添い、提案。
美容やファッションのプロたちが長きにわたって厚い信頼を寄せている植田高史のサロン。ヘアデザインはもちろん、グレーヘアへの移行プランなど、多様化する悩みにも丁寧に対応。
S.HAIR SALON
東京都港区南青山2-24-10ヒロビル7F
03-6419-3567
営)10:00~17:00(火)、10:00~19:00(水、木)、12:00~20:00(金)、10:00~18:00(土、日、祝)
休)月 ※火不定休
https://www.s-tokyo.net/
04. ヘアミルク、新世紀。
この春はヘアミルクの新製品が続々と登場した。オイルではなくミルクが注目されている理由は?
「髪の内部補修へのニーズが高まっていることが背景にあると考えられます。これまで毛髪の内部補修には水分ベースのミスト形状、外部補修にはオイル形状が用いられるのが一般的。ミルクはこの両方が叶うというのが最大のメリット。特に水分バランスが偏りがちなクセ毛の方には、バランスよく水分補給できるヘアミルクが最適でしょう」(タカラベルモント化粧品製品企画部 富田瑞穂)
05. ヘアガジェット戦国時代。
ただ乾かすだけ、伸ばすだけではなく+αの効果をもたらし、頭皮には美顔器級の働きを、髪にはサロンに匹敵するほどのケアができる製品が多数。熱を当てることひとつとっても、熱ダメージを逆手に取る、限りなく時間を短縮するなど、方向性はさまざま。進化著しいゆえ、とにかく新製品にアプデし続ける!という美容のプロも多い。
06. 傷んだ髪は“ボンドする”。
カラーやパーマのケミカルな施術による髪内部の傷みに対応するヘアマスク需要もアップ。最初に“髪のボンド”というフレーズを謳ったオラプレックスの新ラインをはじめ、自然派ケアのジョンマスターオーガニックもボンドシリーズを新たに展開。自宅での本格トリートメントが可能に。
07. 薄毛対策ウルトラC。
年齢とともにボリュームを失う髪を本格的に食い止めたいのであれば、最新の再生医療の力を借りるという選択肢もある。頭皮のポテンシャルを細胞レベルで目覚めさせ、健康な髪が生える土壌へと巻き戻す。分け目や生え際の寂しさを対処療法的になんとかしたければ、韓国発の技術を用いた頭皮のアートメイクという手も。
幹細胞培養上清液を、頭皮に注入して髪再生。
日本における機能性医学の第一人者、斎藤糧三医師が開設したクリニック。オリジナルの幹細胞培養上清液を薄毛が気になる頭皮に。月1~4回を目安に合計6回程度を推奨。
斎藤クリニック
東京都港区南青山6-6-21 6F
03-6427-7714
診)12:00~16:00
休)月、木、土、日
https://dr-saito.jp/
●1回¥85,000
頭皮にもアートメイクで、薄毛を目立たなく。
毛根に見立てたドットを薄毛に見える部分にアートメイクで描き、毛髪があるかのような自然な印象に仕上げる。持続期間は1~3年程度。頭皮アートメイク専門看護師が施術する。
ワン ビューティ クリニック
東京都港区六本木7-14-10
誠志堂ビル4F
03-6821-2186
診)10:00~19:00
休)木
https://onehair.jp/
●ポイント(5cm×5cm)¥75,000、ワイド(12cm×12cm)¥140,000
Ai ロボティクス
[email protected]
https://ai-robotics.co.jp/
カラーズ
050-2018-2557
https://colours.co.jp/
ジェイドジャパン
03-6804-2743
https://jade-japan.com/
ジョンマスターオーガニック
0120-207-217(フリーダイヤル)
https://johnmastersorganics.jp/
ステラシード
https://www.withbeauty.jp/
ステラボーテ
0570-099-901
https://www.stellabeaute.jp/
ストレイン
[email protected]
https://straine.jp/
セントネーションズ
03-3780-0825
https://scentnations.com/
タカラベルモント
0120-00-2831(フリーダイヤル)
https://www.takarabelmont.com/
テコテ
[email protected]
https://tekote.com/
パナソニック 理美容・健康商品ご相談窓口
0120-878-697(フリーダイヤル)
https://panasonic.jp/
ハホニコ
0120-76-8025(フリーダイヤル)
https://hahonico.com/
プロジエ
03-6690-8599
https://olaplex.jp/
- editing: Sachico Maeno
*「フィガロジャポン」2026年7月号より抜粋