少女漫画界のレジェンドが夢の競演! 萩尾望都・山岸凉子・大和和紀の画業をたどる展覧会。

Culture

2026年10月28日より、東京・六本木の国立新美術館で開館20周年を記念し、萩尾望都・山岸凉子・大和和紀の画業を紹介する展覧会を開催する。国立の美術館では初となる大規模な少女漫画展で、1970年代に少女漫画の表現を革新した3人の創作の軌跡をデビュー初期から現在までの作品を通して紹介する。


無限の可能性を紡ぎ出す少女漫画の世界

本展では、少女漫画界を代表する萩尾望都・山岸凉子・大和和紀の3名を軸に、少女漫画が育んできた豊かな表現世界に迫る。あの頃、ページを捲るたびに胸をときめかせていた漫画ラバーだけでなく、創造の世界へ触れたい人も必見の展示。内面の揺らぎや他者との関係、女性の自立、多様な性のあり方、歴史や文化への眼差し、異世界への想像力といった多彩なテーマに加え、重層的なレイアウトなど漫画技法の進化を紐解いていく。

  • 萩尾望都「ポーの一族」 『週刊少女コミック』(小学館)1976年10号 付録バレンタイン・カード ©︎萩尾望都/小学館

  • 萩尾望都「11人いる!」 『別冊少女コミック』(小学館)1975年10月号 扉 ©︎萩尾望都/小学館

  • 萩尾望都「ポーの一族 春の夢」 『月刊flowers』(小学館)2016年7月号 表紙 ©︎萩尾望都/小学館

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萩尾望都は『ポーの一族』『11人いる!』などで心理描写やSF・幻想的な世界観を切り拓き、山岸凉子は『日出処の天子』や『アラベスク』を通して人間の精神性や芸術を鋭く描いた。大和和紀は『はいからさんが通る』『あさきゆめみし』など、歴史や文化を背景にした華やかな作品世界を築き上げたレジェンド。1960年代後半のデビュー以来、約60年にわたり第一線で活躍を続けてきた三者の創作の軌跡を、初期作品から現在までたどることができる。

  • 山岸凉子「日出処の天子」 『LaLa』(白泉社) 1981 年 9月号 扉 ©山岸凉子

  • 山岸凉子「アラベスク」 『りぼん』(集英社)1972年7月号 扉 ©山岸凉子

  • 山岸凉子「テレプシコーラ/舞姫」 6巻(メディアファクトリー) カバー 2004年 ©山岸凉子

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会場では、モノクロ・カラー原画を合わせて800点以上を展示予定。雑誌の表紙や扉を彩った美しいカラーイラストをはじめ、印刷での再現が難しい繊細な線や色彩、巧みなページ構成など、原画ならではの質感を間近で鑑賞できる。国立の美術館では初となる大規模な少女漫画展として、少女漫画の歴史と表現の進化を体感できる貴重な機会となりそうだ。

  • 大和和紀「はいからさんが通る」 『週刊少女フレンド』(講談社) 1976年10月20日号(20号) ©大和和紀/講談社

  • 大和和紀「あさきゆめみし」 『mimi』(講談社)1983年7月22日号(2号) 扉 ©大和和紀/講談社

  • 大和和紀「ヨコハマ物語」 KCフレンド2巻(講談社) カバー ©大和和紀/講談社

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また、音声ガイドナビゲーターには『ポーの一族』や『はいからさんが通る』など、宝塚歌劇の舞台で作品世界を表現してきた俳優・柚香光を起用。展示作品の魅力を案内する。

『少女漫画・インフィニティ 萩尾望都×山岸凉子×大和和紀 三人展』
会期:2026年10月28日(水)〜2027年2月8日(月)
会場:国立新美術館 企画展示室2E
開)10:00〜18:00(毎週金・土曜日は20:00まで)
※入場は閉館の30分前まで
休)毎週火曜日、11月4日(水)、12月28日(月)~2027年1月5日(火)
※11月3日(火・祝)、12月8日(火)は開館
料)一般¥2,200(前売り¥2,000)
https://www.shojomanga.jp