素晴らしきステージ掌握力!BOYNEXTDOORの神奈川公演で虜になったエディターのレポート。

Culture

BOYNEXTDOORが、自身初となるワールドツアーの日本公演『BOYNEXTDOOR TOUR ‘KNOCK ON Vol.2’ IN JAPAN』を開催中。Kアリーナ横浜で行われた公演で初めて彼らのライブを目の当たりにした私は、そのステージ掌握力に心を打たれてしまいました。

写真はすべて8月22日公演のもの。

息の合ったパフォーマンスを見せたかと思えば、王道アイドルのキュートな素顔を覗かせ、MCでは「僕の人生の理由になってくれてありがとう」と誠実な言葉を紡ぐ。表情豊かに変わりながらもどこか親しみのあるその魅力は、「隣の少年たち」という意味を持ち、人々の心に自然と寄り添っていくという願いが込められたグループ名どおりだ。

8月23日(日)、神奈川公演の最終日は、「06070」で幕を開けた瞬間から会場の熱量は一気にアップ。「VIRAL」「Live In Paris」など代表曲で見せる表現力、そしてクライマックスへと畳みかける構成の妙で、終始心地良い高揚感が続いた。

今回のツアーの大きな見どころは、生バンドを携えたパフォーマンス。バンドサウンドを纏うナンバーでは、スタジオ音源にはない絶妙なグルーヴ感が加わり、メンバー同士がアイコンタクトを交わしながらアドリブの掛け合いを見せる場面も。譜面通りではない“生きた”ステージだからこそ生まれる一体感が、6人の音楽的な地力の高さを物語っていた。

飾らない素のやりとりから生まれるMCパートでは、メンバーの仲の良さがうかがえた。ふとした一言から始まる掛け合いや、思わず笑いが起こる瞬間には、作り込まれていない自然体の空気が漂う。ONEDOORへ向けられる言葉も気取らず率直で、感謝や愛情をまっすぐ届ける姿に温かさがにじむ。中でも「夢を与えられるような歌手になりたいと思います」という一言には、飾らないからこそ届く真っすぐな思いが込められていて、心を動かされた。そうした素顔が垣間見える時間に、BOYNEXTDOORとONEDOORの距離の近さが表れていた。

ファッションを中心に担当するエディター。2023年12月よりフィガロジャポン編集部。15年間続けたクラシックバレエを大人になってからマイペースすぎるペースで再開中。昔から好きなのは、フレンチトーストとオーディション番組、皮膚科。

  • photography: (P)&(C) PLEDIS Entertainment