シシド・カフカ主宰、『el tempo』をオンラインで体感!

Culture

ドラムボーカリストのシシド・カフカが立ち上げたリズムイベント『el tempo』。2018年の第1回公演をmadameFIGARO.jpでも特集したこの画期的なイベントが、10月10日(土)にブルーノート東京にて公演&ライブ配信!

2020年8月1日に行われた『SHISHIDO KAVKA presents el tempo LIVE LOVERS ONLINE SHOW』ライブ配信より。

ブルーノート東京の会場チケットは瞬く間に完売。しかしながら、8月に無観客ライブ配信の形で行われた『el tempo』には、映像ならではのアイデアが詰め込まれていただけに、今回のライブ配信にも期待が高まる。

シシドがアルゼンチンで学んだ“ハンドサイン”を操って指揮することで、打楽器を中心とした奏者たちにより一期一会の即興演奏が繰り広げられる『el tempo』。今回はさらに、初めてギタリストの佐藤タイジ、マルチプレイヤーの中込陽大がピアニストとしてゲスト出演することが急遽発表された。

詳細や配信チケット購入については、ブルーノート東京の公式サイトで随時更新中。
注目が集まる公演について、シシド・カフカからメッセージが到着!

――初めてのブルーノート東京での『el tempo』公演に向けて、いまどのように感じていますか。

何度も足を運び、さまざまな素晴らしいライブを
その空間とともに楽しませてくれたブルーノート東京で
『el tempo』の演奏をさせていただけることを
とても光栄に思います
ただ、ブルーノート東京で『el tempo』……
最初はあまりイメージが湧かず
そのままいつもどおりの演奏をするべきかどうか悩んだ末
今回だからこそ
以前からしてみたかった試みを、思いきって実行してみることに
私のイメージではとってもかっこよくなるはずなので
その実現に向けて
できるかぎりの努力をしたいと考えています

シシドの指揮により、リズムが生まれていくさまは圧巻!

――2018年秋に『el tempo』が初めて日本で披露されました。その後もさまざまな場所で公演を行い、手応えや変化、進化してきたと感じることはありますか。

最初のライブは、メンバーの皆も
このサインシステムについていくことに精一杯だったと思いますが
経験を重ねていくうえで
このシステムのおもしろさを
さらに感じてくださっているように思います

無限の可能性の中で
自身の中にあるプリミティブなリズムを
一瞬で紡いでアンサンブルにする

このスリルにも飽きることなく挑戦してくださっています

活動に関してもさまざまなアイデアを出し合いながら
「部活」と言いながら
このバンド、イベントを楽しんでくださっているのは
私が目指していた以上の姿で
とてもうれしく、ありがたく思っています

皆さんの進化が止まらないので
しっかり前方で旗を振っていられるよう
自身の成長に焦る部分があります

シシドは自身のルーツでもあるアルゼンチン・ブエノスアイレスへ留学し、アルゼンチンを代表する打楽器奏者/プロデューサーのサンティアゴ・バスケスに師事してハンドサインを学んだ。

――アルゼンチンでのリズムイベントと比べて、日本の『el tempo』ならではの特徴だと実感することはありますか。

やはり自分がドラマーだということもあり
本場では入っていないドラムを入れてみたり
パーカッショニストだけでなく
ドラマーも多くメンバーに加えたことで
違いを持たせられないか
というのが最初の考えでした

ですが
人が変わればビートが変わる
文化が変わればビートが変わる
ジャンルが変わればビートが変わる

あまり意識しなくてもよいのかなと最近は感じています

いまのメンバーならではのベストを
見つけ出せたらと思います

もちろん、海外で演奏する機会があれば
和太鼓は加えますが!

リハーサルのひとコマ。

――観客からの反応や感想で、うれしいと感じたのはどんな反応や言葉でしょうか。

まずは、“この音を楽しんでもらえるのか”というのがいちばんの心配でしたが
最初のライブ後のお客さんの顔
知人たちの感想
メンバーたちのやりきった顔を見て
私が楽しいと思ったもの
みんなにも知ってもらいたかった楽しさを
皆さんが受け入れてくれたことに
とても大きな喜びを感じました

その後も
こんな音楽があるんですねと
うれしそうにしてくださる方々や
リズムに合わせて踊ってくれる方々
どんな反応も
肯定的なものなら(笑)
うれしいです

――今回は佐藤タイジさん、中込陽大さんという、ギターとピアノの奏者も初めて参加します。どのような変化があると思いますか?

我が師匠のサンティアゴ・バスケス(SantiagoVazquez)が
数年前から精力的にライブをしている
「La Grande」というバンドは
リズム楽器だけでなく
ギター・ベース・キーボード・ホーンセクションとともに構成されています

もちろん、サインシステムを駆使しながらのライブ

ブエノスアイレスに留学していた時は
毎週そのライブを観に行き
お酒を飲みながら踊る時間が大好きでした

メロディが入ると
音楽はたちまち装いを変えてポップになる

リズムだけよりも
親しみやすいのかなと
思ったりもします

今回は配信も行うライブなので
『el tempo』を初めてご覧になる方にはわかりやすく
何度も観たことのある方にはなおゴージャスなステージを
お送りできたらと考えています

8月のライブ配信では、ムービーのカメラマンもハンドサインを学んで理解したうえで、撮影が行われたという。ライブを観るのとはまた違った臨場感にあふれていた。

――今年8月、初めて無観客・生配信で『el tempo』が開催されました。配信ならではのよさや魅力、逆に難しいと感じたこと、発見などがあれば教えてください。

「妙」でした

このイベントは
皆さんの反応を見て変化しつつ
一緒に音を鳴らしつつ楽しむことができるものなので
その反応が実際に得られないのは
何だか妙でした

ですが、普段の『el tempo』では
20歳以下の方は入場不可ですし
地方公演もなかなかできないので
さまざまな方の目に触れる形でライブができたのは
よい機会だと思いました

そして、前回はVJの方に協力していただき
映像をその場でクリエイトしてリズムと合わせていく
という試みもできました

普段どおりでない環境だからこそある
新たな発見はいっぱいあったように思います

私がどれだけ観客の皆さんに助けられているか
とか

どんな状況下でも
揺らがず、楽しめるよう自分の心を強く育てないとなと
反省いたしました

ライブ配信では、会場で観られないコンダクターのシシドの表情や、奏者たちの手元を観られるのも魅力。

――今後『el tempo』でやってみたいこと、挑戦したいことは?

日本各地での演奏ももちろんですし
海外遠征もしてみたい
(これは師匠の願いでもあります。
世界各国にいる、彼のハンドサインシステムを使用するバンドが一堂に会し、コンペティションを行うというもの)
ハンドサインに興味を持っている方が多くいるので
お教えする機会を設けたり
小さな子どもたちが思いきり身体を動かせるようなファミリーイベントをしてみたい

夢はさまざまに描けるので
ひとつひとつ丁寧に実現していきたいです

――今回の公演で注目してほしい点や見どころ、読者に向けてメッセージをお願いします。

まだご存知のない方々には
初めて目にするプレイスタイルのバンドかもしれません
身体に直で届くリズムを
音楽を
ぜひ体感してください
そしてお家で
ぜひ音に身を任せ
踊ってみてください

20年2月、横浜ランドマークホール公演にて。会場全体がリズムに包まれる一体感も『el tempo』の魅力!

『el tempo(エル・テンポ)』directed by KAVKA SHISHIDO
開催日:2020年10月10日(土)
会場:ブルーノート東京
東京都港区南青山6-3-16
18:30開場 20:00開演


〈会場でのご観覧〉
入場料金¥8,800〜(完売)


〈配信でのご観覧〉
一般¥3,300
*アーカイブ配信視聴期間:10/17(土)23:59まで
配信チケットの購入はこちらから。
www.bluenote.co.jp/jp/artists/kavka-shishido/



出演者:
シシド・カフカ
IZPON、伊藤大地、岩原大輔(旅猫油団,小沼ようすけtrio)、岡部洋一(ROVO)、ケイタイモ(WUJA BIN BIN etc.)、KENTA(SPYAIR)、Show(Survive Said The Prophet)、はたけやま裕、MASUO(BACK DROP BOMB,PONTIACS,J)、芳垣安洋(ROVO,Orquesta Libre,Orquesta Nudge! Nudge! etc)
https://eltempo.tokyo

ゲスト:
佐藤タイジ
中込陽大
(五十音順)


●問い合わせ先:ブルーノート東京
tel:03-5485-0088

*10/1(木)20時より、ブルーノート東京の公式YouTubeチャンネルにて、シシド・カフカと師匠サンティアゴ・バスケスによるスペシャルトーク番組を配信!

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