春のサラダ。

Lifestyle

おいしい物って、人と分かち合いたくなる。

ちょっと親しくなると、実に気軽に自分の家に招いたり、招かれたり・・・フランスでは、日本よりもはるかに、友人たちと家で食事をする機会が多いと思います。

「アぺロ(アペリティフ)でもどう?」と、人を呼んで、Apéro dînatoire(アぺロ・ディナトワー:アペリティフ風のディナー)というのも、数年前からの流行りです。

気の置けない友人達と集まる時には、いつも「ワインと何かツマミを一品持参!」と、持ち寄り形式で、テーブルには手作りの美味しいものがたくさん並び、自慢料理のレシピーや食材店の情報交換もできて、一層楽しい。

夏の食事会に友人が作ってくれたサラダが気に入って、その後、具や味付けを変えながら、何度も作っているのが、パイナップルのサラダです。

友人のレシピーは、大きめのサイコロ状に切った豆腐の上に、サーディン(水煮缶)、千切りにした人参、たっぷりの松の実、生のパイナップル、ゆずポン酢にゴマ油が香ばしいもの。

私の今日のバージョンは、豆腐の上に、ツナ缶、ピューラーで切った人参、ルッコラ、ぶどう、枝豆、炒ったピーナツにパイナップル。

ドレッシングには、ゆずの替わりにパイナップルを切った時に出た果汁と、レモン、醤油にナンプラーを少々、ゴマ油を入れたもの。

時々、クレソンを加えたり、茹でたイカやささみなど、いろいろな組み合わせを楽しんでいます。

最近、凝っているのが、アンディ―ヴと洋梨のサラダ。Tomme(トム:チーズ)と、くるみ、レーズンやクコの実を入れます。味付けは、オリーヴ・オイル、粒マスタード、レモン汁、しょうゆを少々。

春野菜の美味しい季節。マルシェに行って野菜を見るたびに、少しずつ初夏に向かってるのを感じてうれしくなります。

料理クリエイター
長い間モードの仕事に携わった後、2003年に渡仏。料理学校でフランス料理のCAP(職業適性国家資格)を取得。 パリで日本料理教室やデモンストレーション、東京でフランス料理教室を開催。フランスの料理専門誌や料理本で、レシピ&スタイリングを担当。この連載をまとめた『パリのマルシェを歩く』(CCCメディアハウス刊)が発売中。
近著に映画の料理を紹介した本『La cuisine japonaise à l’écran』(Gallimard社)と『Le Grand manuel de la cuisine Japonaise』(Hachette-Marabout社)がフランス全土と海外県、ヨーロッパ各地で発売。
Instagram : @haradasachiyo

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