レストランの「フーグ」がオープン。ボーパッサジュに新たなる活気が。
2018年にパリ7区のグルネル通りとバック通りから入るボーパッサージュが誕生。ティエリー・マルクス、やニック・アレノ、アンヌ=ソフィー・ピック、ピエール・エルメといったグルメ界のスターが緑溢れるオープンエアのパッサージュに軒を並べ、画期的な食のスポットとして大きな話題を呼んだ。

年月の経過とともにパッサージュの顔ぶれは徐々に変化してゆき、この秋、ヤニック・アレノの「izakaya」があった場所にブラッスリーFougue(フーグ)が登場した。これはFuguグループによる新しいスポットである。店名はフランス語で“強い熱気”や“血気”を意味するだけあって、炎が燃え立つような赤が印象的な内装。通りからパッサージュに入ると、まるで街から村へ、といった雰囲気の変化に驚かされるけれど、今度は村から強い鼓動を続けるハートの中に入ったような意外な驚きが待っているのだ。内装を任されたジャン=フィリップ・ドゥメイェもこう語ってる「店名を聞いたとき、インテリアには火と情熱が必要だ、とすぐに理解しました」と。レストランのフロアのカーペットは、火事が燃え広がるようなモチーフ! 壁は赤く輝き……ドラゴンの石像の存在もフーグならではと納得してしまう。



シェフはアラン・デュカスの店Allardなどを経由してきたファニー・エルパン。彼女は誰にでも分かりやすいブラッスリー料理をメニューに並べている。例えば前菜なら、温かいヤギのチーズを乗せたトースト、ゆで卵&マヨネーズ、エスカルゴ、フォアグラのテリーヌ。メインならシュプレーム・ドゥ・ヴォライユ、シーザー・サラダ、ラヴィオル・デュ・ドーフィネ……。それぞれの料理にシェフはクリエイティブ・タッチを添え、フーグならではのオリジナルに仕上げているのだ。
ランチタイムには界隈で働く人々が多く集まってくる。彼らにとって一種の社員食堂的存在となりつつあるフーグでは、アラカルトに加え、月曜から金曜まで曜日がわり料理(22ユーロ)が始まった。ランチメニューは、これに前菜かデザートをセットして29ユーロ、前菜とデザートをセットして35ユーロだ。



フーグはブラッスリーと謳うだけあって朝8時から24時までノンストップ営業。だからランチとディナーの間にも小腹が満たせる。オープンして間もないので、そのメニューは7点と控えめながらビーフコロッケ、オニオングラタン・スープ、生牡蠣……。バック通り、ヴァレンヌ通り、グルネル通り……近所でショッピングを楽しんだあと、フーグでちょっと休憩!という使い方も悪くない。

Fougue
53-57, rue de Grenelle 75007 Paris
83-85, rue du Bac 75007 Paris
営)8:00〜24:00(朝食~11時、食事12時~)
無休
https://fugueparis.fr/