Paris City Guide - Eat Restaurant

クラシックが新しい、パリのビストロ。パリ1区、ヴァロワ広場の「ル・グラタンへ」。

2026.07.14

パリ1区のヴァロワ広場。Netflixシリーズ「エミリー、パリへ行く」のファンなら、エミリーのオフィスがある場所!とピピっとくるのでは? パレ・ロワイヤル脇のひっそりとした小さな広場に面して、レストランのLe Gratin(ル・グラタン)がオープンした。以前はビストロ・ドゥ・ヴァロワという名前だったが、オーナーが代わり、よりクラシックなビストロ料理が並ぶレストランとなった。まさにパリ!という場所。この広場に入り、ル・グラタンのテラス席を目にすると、どことなく映画のセットに迷い込んだような気分もしてくる。

「エミリー、パリへ行く」に登場するサヴォワールのオフィスがある広場。Galerie Patrick Fourtinが一階にある建物だ。photograpny: Ⓒdesprezmarie.studio
いかにもパリのビストロ!というインテリアの店内。photograpny: Ⓒdesprezmarie.studio
メニューもお皿も赤×白。photography: Mariko Omura

さて、ここは店名からグラタン専門の店だと思ってしまうかもしれない。でもこのグラタンはもうひとつの意味である「エリート」。ここに食事にくる人々のことだ……とはいえ、もちろん掛詞としてメニューにはいくつかのグラタン料理が見つけられる。メインのナスのグラタンやロブスターグラタン、添え野菜のグラタン・ドフィノワ、デザートのりんごのコンフィのグラタンなどだ。

ノンストップ営業なので、開店時間中いつでも食事ができる便利な場所だ。ランチもディナーも同じメニュー。サラダ、クロックムッシュなどもメインとして選べるので、お腹の空き具合に合わせた食事ができる。もちろん、しっかり食べたい時はフィレステーキやモリーユ茸を添えたチキンなどのクラシック料理も。夕方のティータイム、アペリティフも過ごせるので、近くの新しいカルティエ財団の訪問後にここで一服というのもいいだろう。

左:前菜。手前はブラータ、右はポワロー・ヴィネグレット、奥が鯛のカルパッチョ。このほか、エスカルト、カエルのペルシヤード、ウフ・マヨネーズなど典型的なビストロ前菜も。 右:店の売りのひとつである、中からチーズがとろけでるチキンのコルドンブルー(26ユーロ)。photography: Ⓒdesprezmarie.studio
左:ロブスターのグラタン。 右:ナスのミルフィーユ。左奥は添え野菜のグラタン・ドフィノワ、手前はフライドポテト。photography: Ⓒdesprezmarie.studio
軽めのランチ。例えば、トマトとスイカとフェタチーズのサラダ(15ユーロ)やクロックムッシュ(19ユーロ)。photography: Mariko Omura
デザートから。左:チョコレート・ムースは豪快にスプーンでサービスされる。 右:りんごのコンポートの塩バターキャラメル味グラタン。photography: Ⓒdesprezmarie.studio
INFORMATION
Le Gratin|ル・グラタン〈1区|パレ・ロワイヤル〉

住所:

18, place de Valois 75001 Paris

 営:

12:00~24:00

 休:

無休

大村 真理子

madameFIGARO.jpコントリビューティング・エディター

東京の出版社で女性誌の編集に携わった後、1990年に渡仏。2006年から「フィガロジャポン」パリ支局長を務めた後、フリーエディター活動を再開。主な著書は『とっておきパリ左岸ガイド』(玉村豊男氏と共著/中央公論社刊)、『パリ・オペラ座バレエ物語』(CCCメディアハウス刊)。

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