シャーロット王女の影に本物のメアリー・ポピンズ?
Culture 2018.02.15
写真はジョージ王子と中央にいるのがナニーのマリアさん。©Alpha Press/amanaimages
1月に保育園デビューを飾った英国王室の最年少メンバー、シャーロット王女が、2歳にしてすでにバイリンガル!と話題を集めています。
シャーロット王女が2歳にして操る第二言語はスペイン語。というのも、ナニーとしてジョージ王子とシャーロット王女の面倒を見ているマリア・ボラロさんが、スペイン出身だから。英紙インディペンデントによると、マリアさんがふたりにスペイン語を教えており、シャーロット王女はマリアさんとスペイン語でおしゃべりができ、お兄ちゃんのジョージ王子も10まで数えられる、とキャサリン妃が明かしたそうです。
近い将来は世界中を旅すると思われるシャーロット王女ですが(すでにカナダとドイツ、ポーランドに公式訪問しています)、2歳にしてすでに国際感覚を身につけているなんて、うらやましいですね。
「リアル・メアリー・ポピンズ」のマリア
幼いふたりにスペイン語を教えているナニーのマリア・ボラロさんは、2014年からウィリアム王子の家族であるケンブリッジ公爵一家に仕えています。このマリアさん、メディアでもたびたび取り上げられているほど、イギリス人に愛されています。というのも、まるでイギリスの児童文学『メアリー・ポピンズ』から飛び出してきたような雰囲気だから。昨年7月のシャーロット王女の洗礼式には、マリアさんは、「ナニーのエリート校」と呼ばれる出身校ノーランド・カレッジの制服を着ていました。ピープル誌は、「傘を持っていたら完璧にメアリー・ポピンズ」だったと伝えています。
ノーランド・カレッジの制服は、「ただのメイド」ではなく、専門的な訓練を受けたナニーだということが一目で分かるように、カレッジの卒業生も着用しています(そのため、退学した場合は着ることが許されていません)。ちなみにデイリーメールによると、ノーランド・カレッジでは現在、お仕えする家庭がテロなどで攻撃された場合に備えて、子どもを守るための防衛術まで教えているそうです。
texte:SATOMI MATSUMARU