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写真で見る、英国王室ゆかりのホテル＆レストラン30選。
Culture 2021.11.20
ウィリアム王子とキャサリン妃のハネムーン先であるニュージーランドのプライベートリゾートアイランドの「ノースアイランド」、王女時代のエリザベスが父崩御の知らせを受け取った「ツリートップスロッジ」など、英国王室ゆかりのホテル＆レストランを紹介する。
ウィリアム王子とキャサリン妃が結婚前に訪れたスイスの「ウォルザーホフホテル」。(グラウビュンデン州クロスタース、 2013年7月10日) photo: Getty Images
チャールズ皇太子が公務旅行に持参するもの、それは腰痛予防のマイベッドに清潔なシーツ、マイチェスト、そしてスコットランドの風景を描いた水彩画2枚だそう。他の王室メンバー同様、泊まるのは世界各地の最高級ホテルのはずなのだが、なかなかの大荷物……カリブ諸島の公式訪問でチャールズ皇太子はカミラ夫人とグレナダの「スパイス アイランド ビーチ リゾート」での滞在を楽しんだ。
ニューヨークの「カーライルホテル」はチャールズ皇太子が故ダイアナ妃とよく泊まったホテルだ。食べることが好きなチャールズ皇太子は旅行の合間にロンドン最大のインド街であるサウソール地区のインド料理レストラン「ブリリアント」でカレーを楽しんでいたりする。好きが高じてスコットランドのバラターに「ロスシールーム」というレストランまでオープンしてしまった。サバの燻製やワイルドガーリックリゾット、フローズンヨーグルトのメレンゲ添えなどが人気だ。
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女王の誕生
ホテルやレストランは英国王室の重要なシーンの舞台となってきた。ケニアのラットウンドゥ ログキャビンはウィリアム王子がキャサリン妃にプロポーズした場所だ。なお、エリザベス女王が王女時代に父ジョージ6世の崩御を知り、自分の女王即位を知ったのは1952年、同じくケニアに滞在していた時だった。この時にエリザベス女王が泊まっていたのは1932年創業の「ツリートップス ロッジ」。
メーガン夫人とハリー王子が結婚式の前夜にそれぞれ泊まったのは「クリーブデン ハウス」と「 コーワース パーク」。王女時代のエリザベス女王が妹のマーガレット王女と共に初めてダンスを習った場所は「マンダリンオリエンタル ハイドパーク ロンドン」。恋人時代のウィリアム王子とキャサリン妃が泊まったのはスイスのウォルザーホフホテルだった。歴史の重みが詰まった場所は次の世代の英国王室メンバーも訪れるに違いない。
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英国王室ゆかりのホテル＆レストラン30選。
1. ホテル・アドロン・ケンピンスキー
都市：ドイツ、ベルリン
特色：この場所にはもともと第二次世界大戦までヨーロッパで有数の人気を誇るホテルが建っていた。チャーリー・チャップリンやジョセフィン・ベイカーも泊まったことがある。元の建物が一部を残して破壊されてしまったため、1995年から1997年にかけて往時の姿に似せたクラシックホテルが再建された。部屋によっては天蓋ベッドや大理石のバスルームを備えている。
泊まったのは：2015年、ベルリン訪問の際のエリザベス女王。彼女の父親のジョージ6世もここに泊まったことがある。
(2009年11月20日) photo: Abaca
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2. ザ ゴーリング
都市：イギリス、ロンドン
特色：この5つ星ホテルの廊下はとても広い。それはもともと女性が舞踏会用のドレスを着ても通れるように設計されたからだ。このホテルとバッキンガム宮殿を結ぶトンネルがあるというまことしやかな噂がある。
泊まったのは：ウィリアム王子との結婚式を控えたキャサリン妃とその家族。ハリー王子もいとこのベアトリス王女、ユージェニー王女と一緒に何度もここでパーティーをした。
(2015年3月2日) photo: Abaca
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3. ル ムーリス
都市：フランス、パリ
特色：王族のホテルの異名をとる。1930年代にスペインのアルフォンソ13世がこのホテルに亡命政権を設置したことに由来する。
泊まったのは：イギリス国王を退位したエドワード８世ことウィンザー公爵とシンプソン夫人はたびたび訪れていた。
(2020年3月19日) photo: Abaca
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4. ザ ドレイク
都市：アメリカ、シカゴ
特色：ダイアナ妃にちなんだ「プリンセス・ダイアナ」という名前のスイートルームがある。このスイートルームには読書室が設けられており、シカゴのビル群の眺望が素晴らしい。
泊まったのは：1996年に3日間の日程でシカゴを訪れたダイアナ妃
(2020年2月7日の投稿)
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5. フェアモント エンプレス
都市：カナダ、ビクトリア
特色：エリザベス2世専用の陶磁器カップと皿のセットがある。
泊まったのは：エリザベス2世。カナダは女王が公式訪問した回数が一番多い国でもある。
(日付不明) photo : Abaca
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6. ツリートップス ロッジ
都市：ケニア、ナイロビ
特色：その昔、象が移動の際に使っていたという古い道の近くに建っている。
泊まったのは：エリザベス女王。ここで父ジョージ6世が崩御し、自分が女王になることを知った。
(1983年11月13日) photo: Getty Images
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7. コワース パーク
都市：イギリス、アスコット
特色：豪華なスパ施設のほか、ポロ競技施設と大きな暖炉のついた納屋がある。
泊まったのは：ハリー王子とウィリアム王子がハリー王子の結婚前夜に泊まった。
(2010年10月16日) photo: Getty Images
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8. クリーブデン ハウス
都市：イギリス、メイデンヘッド
特色：お城を改装したホテル。大人１人2ユーロでお城のガイドツアーを行っている。
泊まったのは：結婚式前夜のメーガン夫人。
(2021年10月6日の投稿)
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9. ザ・フォートナムズ
都市：イギリス、ロンドン
特色 : ロンドンのフリーペーパー「イブニング・スタンダード」紙により、「ロンドンで最もインスタ映えするレストラン」に選ばれた。
訪れるのは：エリザベス女王。定期的にやって来て、おいしいディナーを楽しんでいる。
(2020年1月1日) photo: Getty Images
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10. ウォルザーホフホテル
都市：スイス、クロスタース
特色：森のはずれにあるホテルの客室はバルコニー付きで周囲の山々の眺望を楽しめる。
泊まったのは：山での休暇中のチャールズ皇太子のほか、2004年には恋人時代のウィリアム王子とキャサリン妃も訪れた。一時期ハリー王子とアンドリュー王子も来ていた。
(2013年7月10日) photo: Getty Images
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11. ザ ビバリーヒルズ ホテル
都市：アメリカ合衆国、ビバリーヒルズ
特色 : 「ピンクパレス」の愛称で親しまれている。ロデオドライブの近くに位置し、12ヘクタールの緑豊かな庭園と、昔ながらのソーダファウンテンがある。
泊まったのは：2011年のアメリカ公式訪問中のウィリアム王子とキャサリン妃。
(2021年7月25日の投稿)
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12. タージ マハル パレス
都市：インド、ボンベイ
特色 : 「お客様は神様です」が信条のホテル。客に専属のバトラー（執事）をつけるサービスを行っている。
泊まったのは：2016年のインド公式訪問中のウィリアム王子とキャサリン妃。フィリップ王配やエドワード7世も泊まったことがある。
(2016年5月29日) photo: Getty Images
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13. クラリッジズ
都市：イギリス、ロンドン
特色：映画スターから政治家、ファッション関係者らが多く訪れるホテル・レストラン。ダイアン・フォン・ファステンバーグら様々なデザイナーがプロデュースした部屋があったりする。
訪れるのは：エリザベス女王。ここで食事したりカクテルを飲むのがお好きだとか。
(2018年8月22日) photo: Getty Images
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14. エデンロック
都市名：フランス、サン・バルテルミー
特色：かつてグレタ・ガルボやハワード・ヒューズも訪れたことがあるホテル。現在はピッパ・ミドルトン（キャサリン妃の妹）の夫の実家であるマシューズ家が所有している。ジョン・レノンが所有していたミキシングテーブルを備えた「Villa Rockstar」というスイートルームがあり、ミュージシャンに人気がある。
泊まったのは：ウィリアム王子とキャサリン妃、キャサリン妃の家族とともに。
(2008年8月21日) photo: Getty Images
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15. シュヴァル・ブラン・ランデリ・リゾート
都市名：モルディブ、マレ
特色：ひとつの島に位置し、プライベートプールのついた水上ヴィラなどがある。俗世界から隔絶されたホテルだ。
泊まったのは：2014年のニュージーランドとオーストラリア公式訪問を控えたウィリアム王子とキャサリン妃。
(2021年9月12日の投稿)
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16. ザ ドルダー グランド
都市：スイス、チューリッヒ
特色：ホテル所有のものとしては有数のアートコレクションがある。アンディ・ウォーホル、サルバドール・ダリ、ジョアン・ミロ……そしてシルベスター・スタローンの作品までと幅広い。
泊まったのは：チャールズ皇太子、ウィリアム王子。かつてはフィリップ王配も。
(2021年10月5日の投稿)
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17. ザ ドーチェスター
都市名：イギリス、ロンドン
特色：かつてマーガレット王女が所有していたロールスロイスで市内を巡るツアーを実施している。
泊まったのは：独身最後の夜のパーティーをここで催したフィリップ王配や、1947年にここでウェディングドレスを着たエリザベス女王。ダイアナ妃もここで一晩過ごした。
(2020年8月1日) photo: Getty Images
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18. ザ アイビー
都市名：イギリス、ロンドン
特色：コヴェント・ガーデンにあるレストラン。ステンドグラスで飾られたプライベートルームがある。
訪れるのは：エリザベス女王。ウエストエンド地区で一番お気に入りのレストラン。
(2021年1月23日) photo: Getty Images
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19. ザ ブルーバード
都市名：イギリス、ロンドン
特色：イギリスで人気のリアリティ番組「メイド・イン・チェルシー」の出演者が定期的に集うカクテルバー。
訪れるのは：キャサリン妃お気に入りのスポット。
(2021年7月28日投稿)
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20. ハスラー ローマ
都市名：イタリア、ローマ
特色 : ミシュランの星付きレストランを併設したホテル。ローマの中心街にあり、荘厳なローマの風景が楽しめる。
泊まったのは：イタリア滞在中のチャールズ皇太子とダイアナ妃。
(2021年1月2日)
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21. フカ ロッジ
都市：ニュージーランド、タウポ
特色 : ワイカト川のほとりにあるホテル。現地のアーティストによる作品やアンティーク家具を備えており、スパもある。
泊まったのは：幾度かのニュージーランド公式訪問時のエリザベス女王とクィーン・マザー。
(2021年10月17日投稿)
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22. マンダリン オリエンタル ハイドパーク
都市：イギリス、ロンドン
特色: 夜のロンドン塔で静かに収蔵品の宝石コレクション「クラウン・ジュエル」を鑑賞するプライベート・ツアーを行っている。
泊まったのは：ジョージ5世の妻のメアリー王妃、エドワード8世、王女時代のエリザベス女王、マーガレット王女。フィリップ王配はここでよくカクテルパーティーを開き、チャールズ皇太子やアン王女とお茶をしていた。ウィリアム王子とキャサリン妃も賓客を招いてガラディナーを開催したことがある。
(2021年9月27日投稿)
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23. スパイス アイランド ビーチ リゾート
都市名：グレナダ、セント・ジョージズ
特色：プールやトロピカルガーデンを備えたプライベートミニヴィラがある。
泊まったのは：2019年のカリブ海公式訪問中のチャールズ皇太子とカミラ夫人。
(2020年9月12日投稿)
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24. カーライルホテル
都市：アメリカ合衆国、ニューヨーク
特色：マディソン・アベニューを見下ろす5つ星のホテル。エッセイストのトーマス・カーライルにちなんで名付けられ、ジョージ・クルーニーなどのセレブもよく訪れる。
泊まったのは：かつてはチャールズ皇太子とダイアナ妃が宿泊した。2014年にニューヨークを公式訪問したウィリアム王子とキャサリン妃もここに泊まった。
(2021年9月22日投稿)
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25. ファレカウハウ
都市：ニュージーランド、ワイララパ
特色： 19世紀に羊小屋として使用されていた建物を改装したホテル。ホテルでの食事には自家菜園で採れた食材が使用されている。
泊まったのは：2014年のニュージーランド公式訪問時のウィリアム王子、キャサリン妃と当時生後8カ月だった幼いジョージ王子。
(2021年4月27日投稿)
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26. ブリリアント
都市：イギリス・サウソール
特色：スコットランド出身の有名シェフ、ゴードン・ラムゼイお気に入りのレストランの一つとして知られている。プライベートバンケットルーム、ケータリング、料理教室、自社ブランドのピクルスやチャツネなどがある。
訪れるのは：チャールズ皇太子。定期的に訪れてカレーを堪能している。
(2020年5月9日投稿)
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27. ノースアイラインド
都市： セイシェル、ビクトリア
特色：11戸の高級ヴィラで構成されるホテル。どのヴィラもビーチに隣接し、大理石のバスタブ、キングサイズのベッド、プライベートプールを備えている。
泊まったのは：2011年の新婚旅行中のウィリアム王子とキャサリン妃。
(2020年7月21日投稿)
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28. ロスシールーム
都市： スコットランド、バラター
特色：ミシュラン推奨のレストラン。バラター村が洪水と火災に見舞われた後、観光促進と雇用創出のために2016年、チャールズ皇太子がオープンしたレストラン。サバの燻製、ワイルドガーリックリゾット、フローズンヨーグルトのメレンゲ添えが人気。
訪れる人は：創業者であるチャールズ皇太子。
(2021年7月16日投稿)
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29. ザ フェアモント ロイヤル ヨーク
都市：カナダ、トロント
特色：フィリップ王配とエリザベス女王の肖像画がロビーに飾られている。豪華な老舗ホテルで、昔ながらの長椅子や手塗りの天井、コンサートホール、スパ、クリスタルのシャンデリアがある。
泊まったのは：三世代にわたるイギリス王室。すなわちジョージ6世、エリザベス女王、チャールズ皇太子、ハリー王子。
(2021年10月17日投稿)
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30. ソーホーハウス
都市：イギリス、ロンドン
特色：会員制のプライベートクラブ。パリ、ローマ、アムステルダム、ニューヨーク、イスタンブールに施設がある。
訪れるのは：ロンドンに住んでいた頃のメーガン夫人が食事をしに好んで訪れた。
(2021年10月28日投稿）
text: Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr)
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