〈英国王室〉次世代の顔、アイラ・フィリップス(14)に注目。
※この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する
「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。
データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
アン王女の孫娘であるアイラ・フィリップスは、これからの英国王室で活躍する存在として徐々に注目を集めている。

アイラ・フィリップスの名前を聞いてもぴんと来る人はまだ少ないだろう。だが数年後には誰もが知るようになるのではないか。彼女の祖母はイギリスのアン王女、すなわち国王チャールズ3世の妹だ。3月29日に家族と14歳の誕生日を祝ったばかり。ブロンドのロングヘアの少女はすくすく成長した。大人の世界に足を踏み入れる日も近い。
数年後にはイギリスの貴族階級の子弟の常として、生まれ育ったロンドンか海外で名の通った大学に入り、自分の道を歩むようになるのだろう。いずれにせよ王位継承順位21位のアイラ・エリザベス・フィリップスと英国王室の結びつきは強い。ウィリアム皇太子が父の跡を継いだあかつきには重用される可能性さえある。変化を受け入れる改革派の君主としての未来を思い描くウィリアム皇太子にとって、アイラ・フィリップスはまさにうってつけの存在のように見える。
王室の称号なし
アイラ・エリザベス・フィリップスは2012年3月29日にグロスターシャー王立病院で生まれた。英国王位継承順位第21位の娘を両親のピーター・フィリップスとオータム・ケリーはできるだけ普通に育てようと心がけた。無邪気な少女はティンダル家のいとこたちと自然に親しみながらのびのびと育った。祖母が卓越した騎手であったこともあり、彼女も幼少期から乗馬を始めた。
父親のピーター・フィリップスは貴族の称号を持たず、その子どもたちも同様だ。そのため、アイラと姉のサバンナは、アンドルー元王子の娘たちであるユージェニー王女やベアトリス王女とは異なり、王女ではない。恵まれた環境で育ちながらも王室の一員としての制約も公務への参加強要もなく、これまでメディアから注目されてこなかった。
驚くほど似ている
しかしアイラ・フィリップスは最近、馬術大会に参加した折にタブロイド紙にキャッチされた。2026年初め、チェルトナムの競馬場で撮られた彼女の写真に誰もがびっくりした。三つ編みにした髪にチェック柄のビッグスカーフにあごをうずめた姿は、叔母のザラ・ティンダルとそっくりだったのだ。王室を愛する英国人にとって、それは安心感を与えてくれる光景だった。わずか14歳にしてアイラ・フィリップスは次世代の英国王室を象徴する存在になったのだ。
王室専門家のリチャード・フィッツウィリアムズが「デイリー・メール」紙で指摘しているように、エリザベス女王のひ孫である彼女は、今後数年のうちにウィンザー家の中で存在感を増す可能性が高い。その第一の理由は、世界に向かって開かれた現代的な次世代の代表格とみなされるからだ。そして何より重要なのはこの世代が、近年王室のイメージを傷つけてきたスキャンダル、特にアンドルー元王子のエプスタイン事件への関与といった汚点とは「無関係とみなされるはず」であるからだ。
リチャード・フィッツウィリアムズは「彼女は新鮮な風が吹き込んできたような印象を与えるでしょう。王室は時代と共に変化します。そしてプレッシャーの多い環境下でどの世代もなにか新しいものをもたらしてくれます」と言う。確かなのは、アイラ・フィリップスが今後ますます人々の話題にのぼるであろうことだ。まずは話題の王室関連イベント、6月6日に予定されている父とハリエット・スパーリングの結婚式で、ブライズメイドとして再び注目されるはずだ。
From madameFIGARO.fr
- text : Solene Delinger (madame.lefigaro.fr)