Promotion
CHOPARD
イザベル・ユペールが若き才能に託した“映画の未来”
第79回カンヌ国際映画祭開催中の5月15日(現地時間)、カールトン・ビーチで毎年恒例の「ショパール・トロフィー」の授賞式&ディナーが開催された。2001年に創設されたこの賞は、世界の映画界の新しい才能を発掘するいわば“スターへの登竜門”だ。これまでマリオン・コティヤール、レア・セドゥ、アニャ・テイラー=ジョイ、フローレンス・ピューら、後に国際的活躍を遂げる俳優たちを輩出してきた。ショパールとカンヌの蜜月関係を象徴するイベントであり、映画祭期間中でも最も華やかな夜のひとつとして知られている。

英米の若手俳優を選出。
今年の受賞者に選ばれたのは、アメリカ人俳優オデッサ・アザイオンと、イギリス人俳優コナー・スウィンデルズ。そして、フランス映画界の至宝、イザベル・ユペールが今年の“ゴッドマザー”を務めた。
ユペールは、『ヴィオレット・ノジエール』と『ピアニスト』でカンヌで女優賞を受賞し、クロード・シャブロル、ミヒャエル・ハネケ、ポール・バーホーベン、ホン・サンスら名だたる監督たちと仕事を重ねてきた。ショパール共同社長兼アーティスティック・ディレクターのキャロライン・ショイフレは、「芸術的自由と大胆さを体現する存在」としてユペールを称えた。
この夜、ユペールはブラックドレスにショパールのハイジュエリーを纏い登場。スピーチ中には、大ぶりのダイヤモンドイヤリングがドレスに絡まるハプニングもあったが、「でも美しいイヤリングでしょう?」とユーモアたっぷりに切り返し、会場を沸かせた。さらに彼女は、「映画は単なる産業ではなく、世界に生きるための言語。映画は平和の言語なのです」と語り、拍手喝采を浴びた。

女性受賞者のオデッサ・アザイオンは、ティモシー・シャラメ主演作『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』でも注目を集めた新鋭だ。Netflixシリーズ『グランド・アーミー』、リブート版ホラー『ヘル・レイザー』、ゲーム原作のホラー映画『アンティル・ドーン』などを経て、独特の危うさと繊細さを併せ持つ俳優として存在感を強めている。授賞式では、「こんな場所に自分がいるなんて信じられない」と率直に語る姿が印象的だった。
男性受賞者のコナー・スウィンデルズは、Netflixシリーズ『セックス・エデュケーション』で世界的人気となり、その後も『バービー』などに出演。今後はカンヌで2度のパルムドールに輝いたスウェーデンのリューベン・オストルンド監督の新作『The Entertainment System Is Down』も控えている。授賞スピーチでは、幼い頃に亡くした母への想いを口にし、「彼女は今日ここにはいないけれど、ずっと人生をともに歩いてくれている」と語り、会場を感動に包んだ。
国際映画祭の華であるゲストが来場!
会場にはコンペ部門の審査員長を務めるパク・チャヌクをはじめ、デミ・ムーア、ライリー・キーオ、ジェームズ・フランコら豪華ゲストも駆けつけた。ミシュラン2ツ星シェフ、ブリュノ・オジェによるディナーが振る舞われ、ピアニストのジーナ・アリス・レッドドリンガーによるライブ演奏が夜を締めくくった。カンヌらしい映画、ファッション、社交界が交錯するラグジュアリーな空間のなかで、ショパールのハイジュエリーが眩く輝いていた。



ショパールとカンヌの美しきコラボレーション。
ショパールは1998年以来、カンヌ国際映画祭の公式パートナーを務めており、パルムドールを含む公式トロフィーも制作している。今年発表されたレッド カーペット コレクション「MIRACLES(ミラクルズ)」は、自然や芸術から着想を得た幻想的なデザインが特徴だという。映画祭におけるショパールの存在は、単なるスポンサーの枠を超え、カンヌそのものの美学を形成する一部となっている。


コンペティション作品やレッドカーペットに注目が集まりがちなカンヌ映画祭だが、まだ完成されていない“未来”へ光を当てるのが「ショパール・トロフィー」。受賞者たちの今後にも注目したい。
- text: Atsuko Tatsuta
- editing: Momoko Suzuki